今時、まだギターなんて使っているの?
8/19。ギタリストの CANDYMANです。
夏も終わりに近づいてきて。先日雨が上がったので外に出ると、秋の風の匂いを嗅いでしまった。そうなったらもう夏も終わりに向かっている証拠だ。この時期が一番寂しくなる。
さてなんかムカつくタイトルを書いてしまったけど、これは今から9年前、ある有名バンドのVoがインタビューで発した言葉。
イギリスのギターロックの真似してたら、本家の方が強いんだからビルボードにランクインなんてしないよ?日本の音楽ヤバいよ?という趣旨の発言なのだろうけど、結構炎上してたのを覚えている。
そもそも自分のバンドにギタリストおるじゃないですか。
とはいえ、ギターソロがスキップされる話もあったし。
※ギターソロスキップ問題については過去に書きましたのでこちらも是非
https://note.com/candyman_innosen/n/n465c1ffb7c97
ギターって今後必要なくなるのだろうか。
と言うことで今日のテーマは「今時、まだギターなんて使っているの?」です。
noteを見てくれている皆様は音楽マニアが多いのだろうからもちろんご存知かと思うが、今ビートルズやツェッペリンのようなバンドが世の中のヒットチャートを騒がしているのではない。世界のビルボードランキングはラッパーやK-POPがひしめき合っていて、ギターが入る余地なんてないのだろう、という曖昧な認識でいた。
というか普段からビルボードランキングを注目してみることがあまりないので、改めて覗いてみたらどうだ。
https://www.billboard-japan.com/charts/detail/?a=uhot100
めちゃくちゃギター弾いてた。
良かったーまだギターの存在意義あるじゃん!
生のギターが入ったヒップホップのトラックもあるし、ニーズはありそう。
でもあと30年経ったらどうだ。ギターは弾かれなくなるのだろうか。
30年後の人たちがもしギターを始めたときに、ルーツを追っていって「ジミヘンのストラトマジヤベェ」「ジミー・ペイジレスポール似合うなぁ」となるのか。
3大ギタリストであるジェフ・ベック、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジは遠い過去の遺物と化してしまうのだろうか。
AIが進化して、亡くなったボーカルの歌声を解析して新しい歌詞を歌わせる技術はもうできているし、今後ギターに応用できるようになって誰でもクラプトンみたいな音のギターを弾けるようになるのだろうか。でもそうなればギター人口も増えそうだな。
ギター単体で見ると、何十年経っても結局レスポールやストラトキャスター、テレキャスターといった1950〜60年代から存在する種類のギターが人気だからそんな心配しなくていい気もする。
現状から見ればまだ大丈夫そう。リバイバルヒットなるものが周期的に起こるし、そのうちまたギターロックがビルボードを席巻するはず。
でもボケッと見てても駄目だ。誰かが火を起こさないと。今の我々が危機感を持ってギターを弾いて、ギターの格好良さ、楽しさを広めていくことが必要なのだろう。
30年後の君はどうしている?
以上。
今日の一曲 The beatles 「Let It Be」
リリースが1970年の曲を2000年ごろに聴いた私は、ひどく感動した。
2060年のあなたは、ひどく感動してくれるのだろうか。
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