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コントロールを失う

ぼくが怒りの感情を誰かに話すことが滅多にないからか、妹に今日話を聞いてもらったらめずらしいことのようで心配させてしまった。
母からの理不尽な言葉や行動が我慢ならなかった。
きょうは特別にコントロールできないほどいらだっていた。そういう時のぼくは部屋でぬいぐるみいっぱいのベッドで静かに落ち着くのを待つしか方法がない。

肝機能障害のため薬という薬を減らしているのだけれど全身の倦怠感、食欲不振などでまったくもってただの呼吸するいきものと成り果てている。
精神科通院は週一ペースなのだが来週予定が立て込んでいて2週間後になった。
1年ぶりかもしれない。

どろどろとした感覚がある。
手元に薬があるとどうにも飲みたくなる。

薬局ではちょうどテレビで市販薬依存が議論されていた。何も思えずただ眺めていた。

処方薬をためてストックが切れないかを確認しながら大量に飲んでいたころ薬を飲んだことは覚えていてそれ以外のことはわからなかった。
当時の医師には薬物依存とはっきり言われた。
はっきりものを言うひとだった。
良くないことに対しては毅然としてアドバイスをくれた。

書き出してみるといかにじぶんが過去から戻れないでいるかを思い知る。とらわれているというよりは今現在を生きていない。
先行きが分からない。あるいは死ぬのか。

雨が降ってきた。
眠るように知らせてくれている。
あるいは外に出よという知らせ。

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