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天の川みちる
2020年4月9日 18:29
彼はものすごく怒っていた。わたしは訳が分からず困惑していた。けれど不意に思い至った。彼から借りていた本を、古本屋で売ってしまったこと。その本を彼が見つけたこと。間違えた、と弁明したけれど、彼は電話を切ってしまった。という夢を見て、今年一の悪夢だ、と思った。ガールズバーに勤めはじめたことがバレたのだ、だから夢の知らせなのだ、と理解した。辞めたいなと漠然と思っていたのが、辞めなくちゃ、という使命感