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朝ぼらけ「こんなはずでは」蛍籠

闇夜の光は朝の染み。「あんなに美しかったのに」ってがっかりしたこと、胸が痛んだこと、ありませんか?

「蛍籠」はホトトギス新歳時記では6月の季語として紹介されていますが、夏の間はいつ使ってもよいそうです。

西村和子さんは、この季語でかわいらしい恥じらいを表現しています。

蛍籠吊るす踵を見られけり  西村和子