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背中を押して。

先日、ある方から私が描く絵についてお褒めの言葉をいただいたのだけど、その中に「エロなのにやらしく見えなくて綺麗」という感想があり、それは……エロを描いている者としては致命的なのでは? と、少し考えた。


エロがエロく見えないのは、もちろん私の画力や表現力が不足しているのが原因で大前提ではあるのだけど、なにより私の絵柄がもしかしたらもしかしなくてもエロ向きではないのかもしれないな、と。


そして最近、pixivのコメントやTwitterのDMに数名の方からお褒めの言葉をいただいており、みなさん「綺麗」と仰ってくださる。


なるほど、どうやら私の絵は『綺麗』の部類に入るみたいだ。


私自身はどちらかと言えばもう少し泥臭い絵やエロを描きたいと思っているのだけど、いかんせん筆が『綺麗』とか『耽美』路線を走っていく。
無意識にそういう絵柄になってしまうということは、大好きなんだろうなとやっと自覚した(遅い)。


もう少し骨太(?)な絵やエロを描きたいと思ってて、でも絵柄もこんな感じだしなぁ、さてどうしたものか……と(珍しく)悩んでて(基本的に趣味に関しては悩まないし、悩みたくない性分なので)、今描いている二次創作のジャンルでは到底合いそうにもない、ウケない絵柄だと言うことは重々承知しているけど、「綺麗」と褒めてくださる方が何人かいらっしゃって、ならばそれでどこまでエロを表現できるかチャレンジしてみようと。


エロく見えないエロ(綺麗)という、なんとも本末転倒な感じが否めないけど、友人と話をしたり、褒めてくださる方からのメッセージで、「それを一回煎じ詰めてみたら?」と背中を押してもらったような気がするのだ。


自分が思うエロがどこまで表現できるかはわからないし未知数だけど、逆にこれでどこまで頭の中にあるものを出せるかが楽しくもあるので良しとします。


そうなんです。
結局は楽しいんです。
そして描いてて楽しいんです。


私は私が描く絵や漫画が大好きだし(拙い部分は多々あれど)、「好き」と言ってくださる方が一人でもいらっしゃるのならば、その方に伝えたいと思うし、描きたいとも思う。
ありがとうって気持ちもそえて。