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一生をかけても返せない愛

愛犬が左耳を気にするような動きを繰り返しているので病院へ行った。
今日明日とかかりつけの病院は先生の学会出席のため、休診。自転車で20分かけ、別の病院へ。

愛犬にはウーバーイーツのような専用リュックに入ってもらい、よっこいしょと背負う。10キロの愛犬を背負い、いざ行かん。

狭いカバンの中でいいこにしている愛犬

じぶんよりも大事な命を背負っているので、普段以上に安全運転。
時折、愛犬がすんすんと匂いを嗅ぐ音がすぐ後ろで聞こえてとても幸せ。

予約をして病院へ行ったけれど、混んでいた。
待合室に犬、猫、インコ、うさぎと続々集まってきてみんなお大事にと思った。鳥の体調の変化に気付ける飼い主さん、すごいな。

診察してもらい、耳が少し炎症しているとのこと。薬をもらって、また20分の道をこぐ。

「自転車楽しい?」
「暑いね、もっと黒くなっちゃうね」
「いいこだったね」
「お薬すれば治るからね」
「疲れたでしょ、おうち帰ってねんねしようね」

行き帰り、たくさん愛犬に話しかけた。
帰宅し、母がふと「今日の薫は頼もしく見えた。愛犬を背負って自転車こいでさ、ありがとう」と言った。

「愛犬からはさ、返しきれないくらいの愛情をもらってるじゃん。少しでもできることはしたいから、背負うよ」と言ったら、
「一生かかっても返しきれないもんね」と会話が続いた。

本当にそう思う。
わたしたちが日々、いや毎秒愛犬からもらっている愛は一生かけても返しきれない。誇張表現ではなくそう思う。

散歩も連れて行く、ではなく連れて行ってもらっている。
一緒に歩きたいんだけど付き合ってくれる?とお願いすることが多い。

大事な、愛しい、世界で一番可愛い愛犬。
早くよくなってね。来週も君を背負って自転車を漕ぐよ。

背中に感じる重みは幸せそのものだ。

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