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私とプレビーと広がった世界

書き忘れてましたが、今年買って良かったものに「プレビー」という安価な万年筆がありました。300円ちょっとのプレビーと500円しないカートリッジ、この2つと元々持っていたMDノートだけで私の世界は広がりました。

私はプレビーを使って、初めてMDノートが聴かせてくれるMDノートのウリである「書く音」に耳を澄ませられるようになりました。それからほぼ日weeksではボールサインidで3行日記、MDノートではプレビーで雑記を書くという習慣が根付きました。

アナログで書くのが良いことなのかは分かりかねますが私はアナログで文書を組立てる方が好きですし書くのも好きです。静かな気持ちになれるから。その筆記が終わるまでほぼ無心で書き続けることさえあるから。ひっそりと秘事のように書く雑記を読むのも書き足すのも好き。

書いてるのはRAMPAGEの話とかゲームの話とかメンタルヘルスの話とか読んだ漫画やエッセイの話とかそんなんばっかりなんですが。

今年の書いたもので目立ったのは「ネット断ち」「スマホ断ち」「マインドフルネス」でした。なんで同じような話題を繰り返すんだ、私。訓練により、マインドフルネス呼吸を身につけて今はほぼ何処でもマインドフルネスの呼吸法が出来るくらいにはなりました。それ故にMAKYOUと呼ばれる現象が怖いという話と「スマホ断ち」すると整う、という話が多かったししつこかったです。

基本的にPCはえっちなゲームとSteam専用機なのでスマホ断ちしてしまうと同時にネット断ち出来てしまうのです。そしてネットから隔絶された時に「整う」感覚を味わいます。

ネット断ちしている時に本を読んだりそうやって雑記を書いてるだけで整うのに何でネットやめねえんだ、お前? と自分に向かって書いてます。そんな自責的な内容でも書いたあと、「整っている」から不思議。

ネット断ちは断続的にやっぱり施行しています。つらつらと意味のない文章を書きながら。

書くというのは我々病人からすると不思議な行為のひとつかもしれないなって思います。だって文章を書かなくても生きていけるし、思いを認めなくても生きていけますからね。そう考えるとますます書く意味を考えてしまいますが、きっと答えは「好きだから」しかないのです。

こうやって電子で文章を紡ぐのも無駄なのかも知れないですが、書くことが好きなのでこうして生きています。創作して楽しんで。始終雑記と小説を書いてるオタクでしかないけれど、紙に書く文だと電子で書く文とは違って脳のオーバーフローが起きないので割と常にアウトプットしたい人間には助かってます。原初ともいえる紙に書くということが。書くことが好きだったやつが、プレビーという万年筆に出会えて、書く楽しさを更に知られたのは僥倖という他ないです。

図書館で本を借りて、ノートとペンさえあれば生きていける仙人のような人に憧れていまして、今俗なくらい物に溢れた生活をしておりますが、そんな仙人に近づけるんじゃないかと思えてならないくらいプレビーは新しい世界を魅せてくれます。プレビー、ありがとう。

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