沖縄から貧困がなくならない理由

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「沖縄県は全国で最も貧乏な県である」という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、その理由について説明ができる方は多くないのではないかと思います。

この問題のキーワードになるのは、「人の目を気にしすぎて何もできなくなってしまう」ということです。

本書では、「沖縄の貧困」をテーマに、現状維持を続け変革をしないということの問題点について説明をしています。
沖縄をテーマにしているので、沖縄の社会状況について詳しく解説をしているのですが、その根底にある問題は、実は、日本人であれば共通して考えなければならない問題でもあります。

本書を読み、沖縄の現状と問題、その原因を知ることで、自分を見つめ直し、今後どう生きていくべきなのかを少し考えてみるのもいいかもしれません。

こんな方にオススメ!

・そもそも沖縄の貧困問題って何?
・沖縄県がなぜ貧困を脱することが出来ないのか知りたい!
・沖縄へよく旅行に行くから沖縄の人々のことをもっと知りたい!
沖縄でなんとなく疎外感を覚えたことがある
・ローカルな文化が与える経済活動への影響が知りたい!
・沖縄で事業したいと考えている!
人の目を気にしすぎるあまり行動できない人

内容

・沖縄が全国一貧乏であるという現状
・沖縄では優秀な人材ほど嫌われる理由
大企業が地元企業に勝てない本当の理由

現代の社会は、情勢が日々刻々と変わっており、新しい技術も絶え間なく登場してきております。そして我々はそれに順応し、その変化を受け入れていかなければなりません。しかし、これは他人の目を気にしがちな我々日本人にとっては少し難しいことで、特に沖縄県ではそれが顕著であるようです。

ここでは沖縄県民が他人の目を気にしすぎるあまり、現状維持をしていることによって引き起こされた貧困につながる問題を、本書に挙げられていた例を参考に見ていきたいと思います。

例えば会社で、社長からあなたに「課長から部長に昇格して欲しい!給料は毎月10万円上がるよ!」と言われたら何と返事をしますか?おそらく多くの方が「はい!」と返事をするかと思います。しかし、沖縄県民はこういった昇格や給与UPを拒むそうです。その理由は、周りから「あの人、お金たくさんもらってるらしいわよ。」という嫌な目で見られることがあるからだそうです。つまり、「お金をもらうこと=悪いこと」というような社会になってしまっております。そのため、こうした周りからの目をものすごく気にする県民性のため、現状維持という選択肢を取るしかなく、結果としていつまでも貧困から抜け出せない状況となっています。

しかし、周りの目を気にする、現状維持を好む、という性格は沖縄県だけに言えることでしょうか?おそらく多くの日本人も「今のままでいい」「とりあえず現状維持さえできればそれでOK」などと考えてないでしょうか?例えば

「今の会社、残業ばっかで全然家族のこと考えられてないけど、とりあえずお金もらえてるから今のままでいいや」

「周りのみんな大学卒業したら就職活動してるから、とりあえず私も就活しとこ。本当は留学したいけど、周りから変な目で見られたら嫌だしな。。。」

「携帯料金高い気がするけど、昔から入っていて安心だし、解約したり別の携帯会社で契約するのも面倒くさいからこのままでいいや」

あなたも気づかぬうちに、このようなことをしていませんか?このように周りに合わせて現状維持ばかりしていくと、結果として自分の行動範囲、視野を狭めてしまい、気付いた時には今まで縁もゆかりなかった「貧困」に悩まされることになってしまうかもしれません。

周りに合わせて現状維持ばかりするのではなく、時代の流れに臨機応変に対応することをぜひ目指していきましょう!

感想

同じ日本国内と言えども、これほどまでに沖縄と本土の性格や企業の状況が違うとは正直驚きでした。

現状維持のままでもどうにか食べていけているので、このまま社会を変えたくないという気持ちは理解できますが、逆に現状維持しかできない思考回路が育ってしまい、新しいことに挑戦する意欲を削ぎ落とされるのではと思いました。

もちろんこれは沖縄県民にのみ言えることではありません。現代の社会は目まぐるしいスピードで進化しています。対応していくためには現状維持ではなく、常に時代の流れを読み解きながら、適切な行動をとっていくべきではないか、と非常に考えさせられる本でした。

読者へアドバイス

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本書で語られている内容は特に沖縄県の現状について述べられておりますが、これは現代の日本人の問題でもあります。

未だにバブル時代の考えである「大企業に就職すれば人生勝ち組」「みんな大学へいっているから私もとりあえず行く」「日本にいるから英語なんて必要ない」という現状維持を好む人が多すぎます。もちろん全てが問題である、間違っているとは一概に言うことは出来ませんが、果たしてこのままでいいのでしょうか?

本書では現状維持を好むことによってなぜ沖縄が貧困になってしまうのかを解説していましたが、現状維持を好むことは貧困を招くだけではないと私は思います。

例えば、欧米諸国で導入されているUberやGrabは日本に一度は導入されたものの、タクシー業界からの根強い反発があり導入されることはありませんでした。もし日本にもUberやGrabが導入されていたら、タクシー業界の競争が活発化し、タクシー業界の料金体型やサービスがより一層向上していたかもしれません。

他にも、車の自動運転の導入は日本の法律で禁止されているため、技術的に自動運転(レベル3以上)は可能でも、一般道で使用することは禁止されています。この理由は単に「自動運転は危なそうだから」など変化を拒んでいるからです。

このように現状維持を好み変化を拒むと貧困を招くだけではなく、新しくて便利な技術やシステムの発展を阻害してしまう可能性があるのではないかと思います。そのため、時代や社会の変化に適応してその都度変化していくことが必要なのではないかと思います!

変化することを恐れず、時代にあった生き方をしていきたいですね!!

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