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WCW2023【CancerX AYA】~AYA世代の課題と解決へのアクション~


登壇者の皆様

■セッション概要

がん対策推進協議会にて、第4期がん対策推進基本計画における、AYA世代のがんの医療と支援に関する要望書が患者団体や支援団体によって合同で提出され、具体的な課題や、その課題に対する要望は言語化されました。

課題に対するアクションは個人、組織レベルで以前よりは増えてきた一方
まだそのアクションについて具体的に知る機会は限られています。

今回のセッションは、AYA世代の罹患者やがんに関わる人たちが、それぞれの立場から一歩踏み出して、具体的にどのようなアクションを起こしてきたかを知ることで、参加者にも小さなアクションを起こしていくことが出来ると感じてもらい、行動に繋げるきっかけにしたいと企画しました。

セッションから

■セッションサマリー


第一部では登壇者の自己紹介、 これまでどのようなアクションをしてきたか、アクションに至ったきっかけを順に伺い、第二部にてアクションをしていて、心折れた時、困難な場面、今もアクションを続けている理由について伺いました。

キャンサーベネフィッツの鳥井大吾さんからは、がん啓発チャリティーライブのRemember Girl’s Power!! についてご紹介を頂きました。本業とのバランスや目的を明確にすることで周りの巻き込み、仲間を増やすなど、ライブを実現するために工夫をされていました。

ヒダノマナミさんからは、新潟AYA世代コミュニティ HUGME PLUSでの地方でのコミュニティー形成やSNSやYoutubeを通じた発信についてご紹介頂きました。

ヒダノさんは、治療が終わってからも発信し続けることに不安もあったが、フォロワーからの支えもあり、続けてきた。元気だからこそ発信を続けられることで、がん=死ではないこと、今の元気な状態についても伝えることが出来ている。と話されていました。

松井基浩さんからは、10年間の患者会活動で感じた課題や5年間のがん医療で感じた課題からAYA世代のがんへの新たなアクション(AYA CAN, AYA LINEなど)についてお話しいただきました。医療関係者の協力を仰ぎながら、取り組みを全国展開する難しさを感じながらも、AYA世代のがん患者が孤独に闘病することない社会を目指して活動を続けていらっしゃいます。

最後に登壇者から「とにかく楽しみながら、自分ができる小さな一歩から踏み出してみる。歩み続けることが大事である」というメッセージが発信されました。

グラフィックレコーディング

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