行ってはいけないクリニックの実態


うちに来る患者さんは、基本的にあぶないクリニックや民間療法のことを
ちゃんとあぶないと理解してる方がほとんど。

なので、ちゃんとした標準治療、標準ではないが徳洲会グループで承認いただきしているうちの治療についてしっかりと説明しているのですが

たま~に、「先生が、絶対に行ってはダメだと書いてる(言ってる)カテーテルのクリニックって・・・ですか?」と質問をうける。


そうですね。本日の患者さんもこの質問をされて、大正解でした(笑)

逆に、え? あそこダメなんですか?っといわれる患者さんもたまにいますが、典型的な、ネットでの情報収集に失敗されている方なのかなと感じています。

まず、医療は医学です。患者数が多ければ正義ではなく
どんな治療をするとどのくらいの患者さんが良くなる、副作用がどの程度出る、こういうのが医療情報です。
数だけ提示し、学会等で発表しないようなところは、僕らからみたら
ダメクリニックの典型ですねえ

あと、やはり、医学って難しい。
ネットみたって真実はなかなかわからないと思います。
ネットの書いてあることを正しいと思ってしまっているあなた。
その時点でもう、その後は何も正しく理解はできません。

このブログ含めて(笑)、うそばっかり、そういう姿勢で情報を吟味し
その上で判断されるといいと思いますよ。

これは医学全般に言えることですが、
我々も、論文を読むとき、その論文が正しいものとして読み始めるのではなく、まず間違い探しをします。
研究の仕方、解析方法に問題がないか
こういう否定的見解が否定される、つまり、間違いどころがない、ということを理解しはじめてこの論文の情報が正しいと判断します。

そういった意味で、皆さんが行ってはいけないクリニックについつい行ってしまうのも、仕方ないのかもしれません。

でも、命がかかっていますから。
自己責任ですから。

ちゃんと医者を、病院を吟味し、そこの医者の話を聞いて
そこで治療するかどうか決めてください。


来週は年末前でカテ少なかったのですが、
他院からの緊急の転院カテと、本日決まった新規のカテの患者さんが増えましたので、またいつも通り頑張る予定です。




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