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先生と生徒が学び合う関係

子どもと大人は対等な関係

学校という場は先生が上で子どもが下という上下関係が今までの当たり前でした。
先生が教え、子どもが習う。
今も学校という場はそうなのですが、ずいぶんと子どもと大人の関係は変わってきたように思います。
私が子供の頃はまだ先生にぶたれたり怒鳴られたりということが当たり前でしたから。
なぜ怒られたのか忘れているのに叩かれたことはちゃんと覚えています。
今は子どもの人権が浸透し、そんなことはありませんね。
でもまだ教師が生徒を従わせるという場面は見られます。
ここの学校でも年配の先生が怒鳴って生徒を従わせようとすることがありました。
当然、子どもたちは反発します。
一学期、その先生もこちらの学校に赴任したてで張り切っていたのでしょう。
先生が嫌だ、怖いという子どもの声がありました。

生徒に育てられる先生

ベテランの先生ですから、威嚇し生徒を従わせることをやってきたのでしょう。
大人数を相手にすると、それが一番手っ取り早い方法です。
整列させる。静かにさせる。
けっこう、乱暴な言葉がまだまかり通っている教育現場に辟易することもあります。
が、少人数の学校では、声を張り上げて並ばせる必要性が大勢の生徒がいる学校よりも必然的に低くなります。
全校あつまってもたった7人。
先生が頑張る必要も威嚇する必要もありません。
先生もやらせなくても生徒はできるということを学んでいき、怒鳴ることは少なくなっていきました。

今朝、娘が「先生、最近どならなくなったよ。学んだんだね。私達が先生の怒鳴るのを嫌っていることをわかってくれたんだと思う。私達が先生を育てたんだよ」なんて言っていて笑ってしまいました。
子どもたちにとって、先生という存在が、ただ怖いだけの存在、上の存在ではなく、ともに育ち合う関係であるのです。
一人ひとりの比重が大きいからこそ、一人ひとりを尊重してくれる先生たち。
そして子どもたちも先生たちを一人ひとり認めて慕っている。
怒鳴っていた先生のことも、「いいところもあるしね。」と寛大に受け入れることもある。
先生と生徒が近い関係性で、見ているとただの主従関係ではなく、そこには相互尊敬、相互信頼の形が見えている。
お互いがお互い学び合っている。
それができるこの学校はなかなか日本の最先端をいっているのではないかと感じている。

来年度の山村留学も受け付けています。
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学校には用務員さんが山で切り出してきた立派なもみの木がお目見えしました。
山の学校ならではの豪華なクリスマスツリー。
これからクリスマス会に向けて子どもたちが飾り付けをしていきます。楽しみ〜

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