見出し画像

不妊治療日記④ タイミングとその後

こんにちは!かなりです。
5か月の不妊治療を経てようやくタイミングを指示されました!
今回はその時のことをお話しします。
果たして結果は?

【タイミングを取るときがきた!】

今回もだめなんじゃないかという私の暗い気持ちとは裏腹に、卵胞たちはすくすくと育っていきました。
気づいたら秋も終わろうとしていた11月、とうとう、排卵させることが出来る大きさになったのです!
今までの注射とは別の、排卵誘発剤(hCG注射)を指定された時間に自己注射します。
注射をしてから排卵するまでの時間は36時間~40時間前後と言われており、先生には翌日の17時に注射を打ち、翌々日の夜にタイミングを取るように指導されました。

不妊治療を開始して5か月目にしてやっとタイミングを取るに至りました。
排卵する可能性が高い期間は毎日タイミングを取る方が確率は上がるのですが、私たちは一発勝負(次の日は仕事で疲れてそれどころではなかった)。
排卵誘発剤を使用しても妊娠率は30~40%。
どうせだめなんだろうなっていう諦めの気持ちもあったんです。

【タイミングから受診まで】

次の診察までは2週間以上ありました。
そわそわ落ち着かない2週間。
妊娠しているかな?いや期待は禁物。していないよ。と自分に言い聞かせる日々でした。

妊娠検査薬は生理予定日の1週間後から使用できるのですが、それより前に使ってしまうのを「フライング検査」と呼ぶそうです。
やりたい気持ち、よくわかる、というか私もめちゃくちゃした!
だって、タイミング取ってから妊娠わかるまでの期間、長すぎませんか?
生理開始予定日4日前から検査できるものがあったので、連日のように検査していました。

生理4日前、妊娠していたら出るはずの2本線はなく、どこからどう見ても1本線。
ほらね、そんな簡単に妊娠できるわけないでしょ、と落胆。
なんだかんだで期待していたことを思い知らされます。
3日前も変わらず。
ま、いっか!大好きなお酒飲めるし!と完全に諦めの境地。
2日前。諦めの境地と言いつつ気になって再検査。
どうせ陰性だよ、とやさぐれて確認せずゴミ箱に投げ込むも、ちらっと見えた検査薬には2本線が!

「うそ!?」とひとり叫んでしまいました。

もちろん診察するまで確定じゃないけれど。化学的流産(妊娠検査薬で陽性が出ても、生理と同じように血液と一緒に受精卵が排出されてしまうこと)だってありえるし。
とは思いつつ本当に嬉しくて、でもぬか喜びが怖くて、その日1日は仕事に全然集中できませんでした。

【待ちに待った婦人科受診】

やっと!受診の日が来ました。
今日確定するもんだと思っていたら、採血で女性ホルモンを確認するだけ。
内診での確認はまた1週間後だそう。そこで胎嚢が確認できても心拍を確認するまでは気が抜けません。
なんて長い道のり。せっかちな私にはとてもつらい数週間です。
血液検査の結果、ホルモンの高さから妊娠していると考えて良いとのことでした!
この時は実感があまりなくて、ほわほわと不思議な感覚。
診察のあとに看護師さんから「妊娠された方へ」というパンフレットを受け取り、家族が増えるんだぁとじわじわ喜びがこみ上げます。

次の週には無事胎嚢を確認。まだまん丸で、人間らしさは全くなく(当たり前)、これが赤ちゃんかぁ…とエコー画面をぼんやりと眺めていました。
旦那さんに早速報告すると「医療ってすごいなぁ。がんばってくれてありがとう」とにこにこ。
治療のつらさが報われた瞬間でした!

ところで、妊娠したことを周りに報告するタイミングって難しいですよね。
インターネットで体験談とかを調べても人それぞれ。
私は一人で抱え込むのが苦手なので、検査薬で陽性になった時点で姉には報告しました。
姉は治療の愚痴や日頃の些細な話までよく話を聞いてくれる大切な相談相手です。
母には早いかなぁと思いつつ耐えられなくて、胎嚢確認した時点でサプライズ報告(サムネ画像)。
初孫でもあるので目に涙を浮かべて喜んでくれました!
夫婦で相談し、父や妹・祖母、義実家には心拍確認してからに。
ちょうど年末年始にどちらの実家にも帰省するので、タイミングも良かったのです。

【心拍確認】

年内診察最後の日に、心拍の確認を行いました。この日で妊娠7週。
小さな小さな心臓がぽくぽく動いているのを見て、自然と涙が溢れました。
自分のお腹の中に、小さな命が宿っている。

本当に妊娠って奇跡だなぁと感慨に浸っていると、
「あれ?もうひとつある?」と先生が衝撃の一言。
そうなんです。
胎嚢が、もうひとつあったのです。
もうひとつは、まだ妊娠5週くらい。まだまん丸な卵。
感動もつかの間、え?二個?双子??涙は引っ込みました。

これは不妊治療の副作用でもあるのですが、卵胞を育てる薬を使用すると本来1個育つところ、一度にたくさん育ってしまうんですよね。
そこに排卵誘発剤を打つことで、複数個の卵子が排卵され、二卵性双生児に。というケースは近年増えていて、全体の出生率は下がっているのに双子の出生率は変化していないとのこと。
まん丸卵の心拍確認は2週間後。そわそわから開放されず年を越すことになったのでした。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?