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【本紹介】シニアが社会を作っていく

おはようございます。
カナリアコミュニケーションズです。

本日は、株式会社ブレインワークス 代表取締役 近藤昇さんの著書『もし波平が85歳になったら?』とご紹介いたします。

1.感想

本書を読んで、私の人生観が変わりました。

私はまだ30歳手前なのですが、社会人歴5年目を迎え、そろそろ中堅という自覚を持って過ごしていました。

しかし本書を読むと、還暦を迎えてもまだまだ元気なシニアの方々がたくさんいるのだなと実感しました。同時にシニアだからできること、社会に貢献できることはたくさんあり、シニア企業も全然遅くはないということも本書には書かれていました。

著者によると、元気なシニアの特徴は「好奇心旺盛」「社会に対する貢献意識が強い」「肉をよく食べる人」「頑固な人」だそうです。

私も本書で紹介されているような元気なシニアになれるように、今から人生を長い目で見て過ごしていこうと思います。

2.おすすめポイント

本書のおすすめポイントは、第2部で元気なシニアの方々が紹介されている点です。

70歳を超えてもなお生涯現役として何かに真剣に取り組んでおられる方々14名の方が紹介されています。

その中でも私の印象に深く残ったのは、NPO法人吉野川に生きる会 代表理事 島勝伸一さんの「人生マラソン計画 60歳からは自公50%ずつの生き方をする」です。

島勝さんの人生は父親の経営するスーパーマーケットが火事で全焼してしまったり、その時に義理の父が心筋梗塞で倒れてしまったりと、かなり多くの壁にぶつかってこられたのだなと思いました。

そんな島勝さんは44歳にして人生について考え直し、残り42%も残っていることを考えるとまだまだ時間があると感じ、会社を起業したのです。

44歳と聞くと会社員としてはベテランと言われるようになってきますし、そこから会社を起業なんて考えられません。しかし、その考えが古いのではと私に気付かさせてくれました。

島勝さんは人生を75年として考えられていましたが、今や人生100年時代、50歳になったとしてもまだ人生は半分しか過ぎていないと考えると、まだまだこれからだと思わせてくれます。

そんな紹介記事でした。

3.概要

目次
第1部 シニアライフファースト社会の創造
 第1章 人生100年が浸透してきた今
 第2章 元気なシニアの特徴
 第3章 生涯現役、生涯現場を実践するための準備
 第4章 社会貢献が当たり前の時代のシニアの役割
 第5章 知的健全生活のすすめ
 第6章 これからの日本と世界への貢献
第2部 人生100年時代を生きる
第3部 現役シニアとシニア予備軍のための新たな活動

本書では、人生100年時代や生涯現役といったキーワードをテーマに、これからシニアが社会と関わり続けながら元気に生きていくにはどのようなことを意識して行動していけば良いのかについて考えた、道標となる一冊です。

シニアファースト社会が到来する日本において、デジタル時代のシニアのQOLを上げるためには読んでおかなくてはならない一冊となっております。

ぜひご一読ください!

それでは。


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