見出し画像

【本紹介】全てのビジネスパーソンの指針

おはようございます。

カナリアコミュニケーションズです。

本日はブレインワークス代表取締役 近藤昇さんの著書『バカモン!一流ビジネスパーソンへの登竜門』をご紹介します。

1.感想

本書、めちゃくちゃ面白く、ためになります!ここ最近読んだ本の中で一番人間味に溢れる本で、とても共感する内容が多かったです。

「パワハラ」「辛かったらやめても良い」「苦手なことは人に任せて、得意なことだけをやれば良い」このようなことが広く言われるようになり、私が今まで読んできた本でも、ほとんどこのように言われていました。

ところが本書では、上記とはほとんど逆のことが言われていました。「石の上にも3年」というように、一度入った会社ではどんなに厳しくても3年は辞めるな。我慢しろと書かれていたり。さらには上司のおごりには感謝して、部下に返せとか。

私が学生時代に体育会系の部活に所属していたこともあるのかもしれませんが、とても共感できる内容で、気合とか、気持ちとかに触れられていました。

ただ、72個の指針の中には、どの本でも共通して言われるような、鉄則の部分もしっかり書かれており、参考になる指針ばかりで、今一度自分の仕事への向き合い方を見直すきっかけになりました。

本書を読んでいるだけで、近藤昇さんという著者がどんな方なのかが想像できますし、読んでいるだけで本人に直接言われているような、熱量までも伝わってくるような勢いがありました。

その中でも、人間にも感じられる内容もあり、例えば、「朝型になれ、夜型な何んの得もない。」の章では、とにかく朝早くに起きろ。朝の誰からも邪魔されない時間帯に大事な仕事を済ませてしまえというような内容が書かれているのですが、最後には、

ただひとつ、朝型にもデメリットがある。それは、夜型の社長と飲みにいくと、疲れることだ。1日の活動時間が異常に長くなる。夜型人間が元気になる午後7時頃、朝型人間はもうあくびが出始める。ああ、全ての社長が朝型なら、と心底願うときである。

と書かれていて、近藤さんも流石に他社の社長には「バカモン!」と言えないのだな。と思わずニヤッとしてしまいました。

2.おすすめポイント

本書のおすすめポイントは、72個の指針が全て独立して書かれている点です。

目次を見て、気になった内容のところだけページを開いて読むこともできますし、毎朝1つずつ、読んでから仕事に臨むような使い方もできます。

前の指針とつながりがあるわけでもないので、前から順番に読んでいく必要がありませんし。1冊を読む間で、読まない時期が出てきてしまっても、問題なく読み進めることができます。

読書がイマイチ苦手な人にとっても、読みやすい構成になっていると思います。

3.概要

目次
バカモン!1 仕事とは理不尽の連続だ。
バカモン!2 自信の付け方には順序がある。
バカモン!3 腹から声を出せ。その時点で頭一つリードだ。
・・・
バカモン!72 勇気を持て。生まれつき強いヤツはいない。

本書では、著者が示す一流のビジネスパーソンになるための指針が72個書かれています。

昭和を彷彿とさせるような根性論や気合の部分だったり、昔から変わらない仕事の鉄則であるほうれんそうや気遣いの部分だったり、著者が何十年もの社会人経験を積み重ねてきた主体性のような指針が詰まった一冊になっております。

本書の冒頭にも書いてありましたが、社会人として既に働かれている方はもちろん、働く前に手に取って身につけることができれば、成功へのスタートダッシュを切ることができるはずです。

業界問わず、一流を目指す全てのビジネスパーソンに読んでいただきたい一冊です。

ぜひ、ご一読ください。

それでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?