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『存在論的中絶』目次と参考文献

【目次】
はじめに
第一章 中絶の哲学史
 1 障害・優生・人工妊娠中絶
 2 哲学の人工妊娠中絶
 3 世界の中絶
第二章 ヴァイオリニストと猫――生命倫理学について
第三章「便所」をめぐる闘争――エントロピーについて
第四章 死の越境――主体化について
 1 優生保護法改定をめぐって
 2 自殺と革命
 3 スピノザと「私」
 4 死者と生者の無限判断
第五章 生殖するアンティゴネー ――大江健三郎『水死』について
第六章 啓蒙のパラドクス――埴谷雄高『死霊』について
第七章 存在論的中絶――性選択について
 1 妊娠と変様〔アフェクチオ〕
 2 バートルビーの進化論
 3 プログラムと約束
 4 歴史の中絶
おわりに

【参考文献】
ジョルジョ・アガンベン
『私たちはどこにいるのか?──政治としてのエピデミック』(青土社)
テオドール・W・アドルノ
『アドルノ 文学ノート』(みすず書房)
荒井裕樹
『差別されてる自覚はあるか──横田弘と青い芝の会「行動綱領」』(現代書館)
『障害と文学──「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館)
アリストテレス
『アリストテレス全集』(岩波書店)
『形而上学』(岩波文庫)
ヘンリー・E・アリソン
『カントの自由論』(法政大学出版局)
シンジア・アルッザ、ティティ・バタチャーリャ、ナンシー・フレイザー
『99%のためのフェミニズム宣言』(人文書院)
アントナン・アルトー
『神の裁きと訣別するため』(河出文庫)
石川 求
『カントと無限判断の世界』(法政大学出版局)
石川義正
『政治的動物』(河出書房新社)
市田良彦
『フーコーの〈哲学〉──真理の政治史へ』(岩波書店)
ジャン・イポリット
『ヘーゲル精神現象学の生成と構造』(岩波書店)
入不二基義
『現実性の問題』(筑摩書房)
エリック・ウィリアムズ
『資本主義と奴隷制』(ちくま学芸文庫)
ジョージ・クリストファー・ウィリアムズ
『適応と自然選択──近代進化論批評』(共立出版)
植垣康博
『兵士たちの連合赤軍(改訂増補版)』(彩流社)
ミシェル・ウエルベック
『素粒子』(ちくま文庫)
江川隆男
『残酷と無能力』(月曜社)
『スピノザ『エチカ』講義──批判と創造の思考のために』(法政大学出版局)
江口 聡(編)
『妊娠中絶の生命倫理──哲学者たちは何を議論したか』(勁草書房)
ジョージ・エストライク
『あなたが消された未来──テクノロジーと優生思想の売り込みについて』(みすず書房)
Lee Edelman
『NO FUTURE: Queer Theory and the Death Drive』(Duke University Press)
江原由美子
『女性解放という思想』(勁草書房)
江原由美子(編)
『生殖技術とジェンダー──フェミニズムの主張3』(勁草書房)
ヤン・エルスター
『酸っぱい葡萄──合理性の転覆について』(勁草書房)
大江健三郎
『大江健三郎全小説』(講談社)
『水死』(講談社)
『晩年様式集』(講談社)
『﨟たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』(新潮社)
大江健三郎、柄谷行人
『大江健三郎 柄谷行人 全対話──世界と日本と日本人』(講談社)
大塚英志
『「彼女たち」の連合赤軍──サブカルチャーと戦後民主主義』(角川文庫)
岡野八代
『フェミニズムの政治学──ケアの倫理をグローバル社会へ』(みすず書房)
小原嘉明
『入門! 進化生物学──ダーウィンからDNAが拓く新世界へ』(中公新書)
ドゥニ・オリエ
『ジョルジュ・バタイユの反建築──コンコルド広場占拠』(水声社)
女たちの現在を問う会(編)
『全共闘からリブへ──銃後史ノート戦後篇』(インパクト出版会)
勝木 渥
『物理学に基づく環境の基礎理論──冷却・循環・エントロピー』(海鳴社)
加藤秀一
『〈個〉からはじめる生命論』(日本放送出版協会)
川西政明
『謎解き死霊論』(河出書房新社)
ジョルジュ・カンギレム
『生命の認識』(法政大学出版局)
イマヌエル・カント
『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』(光文社古典新訳文庫)
『実践理性批判』(光文社古典新訳文庫)
『道徳形而上学の基礎づけ』(光文社古典新訳文庫)
『判断力批判』(岩波文庫)
E・H・カントーロヴィチ
『王の二つの身体』(ちくま学芸文庫)
木島泰三
『スピノザの自然主義プログラム──自由意志も目的論もない力の形而上学』(春秋社)
キャロル・ギリガン
『もうひとつの声で──心理学の理論とケアの倫理』(風行社)
桐野夏生
『夜の谷を行く』(文春文庫)
九鬼周造
『偶然性の問題』(岩波文庫)
ブライアン・グリーン
『時間の終わりまで──物質、生命、心と進化する宇宙』(講談社)
スティーヴン・ジェイ・グールド
『個体発生と系統発生』(工作社)
『進化理論の構造』(工作舎)
ボリス・グロイス
『ケアの哲学』(人文書院)
小泉義之
『闘争と統治──小泉義之政治論集成Ⅱ』(月曜社)
『ドゥルーズの哲学──生命・自然・未来のために』(講談社学術文庫)
『弔い・生殖・病いの哲学』(月曜社)
小泉義之・立木康介(編)
『フーコー研究』(岩波書店)
ドゥルシラ・コーネル
『イマジナリーな領域──中絶、ポルノグラフィ、セクシュアル・ハラスメント』(御茶の水書房)
齋藤有紀子(編著)
『母体保護法とわたしたち──中絶・多胎減数・不妊手術をめぐる制度と社会』(明石書店)
坂口 弘
『続 あさま山荘 1972』(彩流社)
坂口ふみ
『〈個〉の誕生──キリスト教教理をつくった人びと』(岩波現代文庫)
佐藤恵子
『ヘッケルと進化の夢──一元論、エコロジー、系統樹』(工作舎)
佐藤直樹
『エントロピーから読み解く生物学──めぐりめぐむ わきあがる生命』(裳華房)
ウィリアム・シェイクスピア
『マクベス』(白水社)
ヘンリー・ジェイムズ
『ヘンリー・ジェイムズ作品集7 密林の獣 荒涼のベンチ』(国書刊行会)
Fredric Jameson
『Fables of Aggression: Wyndham Lewis, the Modernist as Fascist』(Verso)
エミール・シオラン
『シオラン対談集』(法政大学出版局)
スラヴォイ・ジジェク
『性と頓挫する絶対──弁証法的唯物論のトポロジー』(青土社)
『全体主義──観念の(誤)使用について』(青土社)
『否定的なもののもとへの滞留──カント、ヘーゲル、イデオロギー批判』(太田出版)
グレゴワール・シャマユー
『統治不能社会──権威主義的ネオリベラル主義の系譜学』(明石書店)
鈴木創士(編)
『アルトー横断 不可能な身体』(月曜社)
鈴木由利子
『選択される命──子どもの誕生をめぐる民俗』(臨川書店)
マシュー・スチュアート
『宮廷人と異端者──ライプニッツとスピノザ、そして近代における神』(書肆心水)
P・F・ストローソン
『意味の限界──『純粋理性批判』論考』(勁草書房)
スピノザ
『エチカ』(岩波文庫)
『神学・政治論』(光文社古典新訳文庫)
『知性改善論』(岩波文庫)
W・ユージン・スミス、アイリーン・美緒子・スミス
『MINAMATA』(クレヴィス)
チャールズ・ダーウィン
『人間の由来』(講談社学術文庫)
高崎将平
『そうしないことはありえたか?──自由論入門』(青土社)
田尻芳樹
『ベケットとその仲間たち──クッツェーから埴谷雄高まで』(論創社)
立岩真也
『私的所有論[第2版]』(生活書院)
『良い死/唯の生』(ちくま学芸文庫)
『弱くある自由へ 増補新版』(青土社)
田中美津
『いのちの女たちへ──とり乱しウーマン・リブ論』(河出文庫)
田中美津(他)
『新編 日本のフェミニズム1 リブとフェミニズム』(岩波書店)
玉井金五、佐口和郎(編著)
『講座 現代の社会政策 第1巻 戦後社会政策論』(明石書店)
アントニオ・ダマシオ
『感じる脳』(ダイヤモンド社)
立木康介
『ラカン──主体の精神分析的理論』(講談社)
塚原久美
『中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ──フェミニスト倫理の視点から』(勁草書房)
ルネ・デカルト
『省察』(ちくま学芸文庫)
『情念論』(岩波文庫)
ジャン= ピエール・デュピュイ
『カタストロフか生か──コロナ懐疑主義批判』(明石書店)
ジャック・デリダ
『エクリチュールと差異』(法政大学出版局)
『ジャック・デリダ講義録 生死』(白水社)
『プシュケー 他なるものの発明Ⅰ』(岩波書店)
ロナルド・ドゥオーキン
『ライフズ・ドミニオン──中絶と尊厳死そして個人の自由』(信山社)
ジル・ドゥルーズ
『意味の論理学』(河出文庫)
『狂人の二つの体制 1983-1995』(河出書房新社)
『スピノザ──実践の哲学』(平凡社)
『ニーチェと哲学』(河出文庫)
ジル・ドゥルーズ、サミュエル・ベケット
『消尽したもの』(白水社)
利光惠子
『受精卵診断と出生前診断──その導入をめぐる争いの現代史』(生活書院)
永井 均
『転校生とブラック・ジャック──独在性をめぐるセミナー』(岩波書店)
永田洋子
『十六の墓標』(彩流社)
中 真生
『生殖する人間の哲学──「母性」と血縁を問いなおす』(勁草書房)
スティーヴン・ナドラー
『スピノザ─ある哲学者の人生』(人文書館)
ティアナ・ノーグレン
『中絶と避妊の政治学──戦後日本のリプロダクション政策』(青木書店)
オルダス・ハクスリー
『すばらしい新世界』(光文社古典新訳文庫)
ジョルジュ・バタイユ
『ジョルジュ・バタイユ著作集 ドキュマン』(二見書房)
スーザン・バック=モース
『ヘーゲルとハイチ──普遍史の可能性にむけて』法政大学出版局)
ジュディス・バトラー
『アセンブリ──行為遂行性・複数性・政治』(青土社)
『アンティゴネーの主張──問い直される親族関係』(青土社)
『問題=物質(マター)となる身体──「セックス」の言説的境界について』(以文社)
埴谷雄高
『死霊』(講談社文芸文庫)
『埴谷雄高全集1 14』(講談社)
『埴谷雄高評論選書1 埴谷雄高政治論集』(講談社文芸文庫)
デレク・パーフィット
『理由と人格──非人格性の倫理へ』(勁草書房)
檜垣立哉
『子供の哲学──産まれるものとしての身体』(講談社)
シルヴィア・フェデリーチ
『キャリバンと魔女──資本主義に抗する女性の身体』(以文社)
ピーター= ポール・フェルベーク
『技術の道徳化──事物の道徳性を理解し設計する』(法政大学出版局)
ミシェル・フーコー
『ミシェル・フーコー講義集成Ⅳ コレージュ・ド・フランス講義1975─76年度 社会は防衛しなければならない』(筑摩書房)
『ミシェル・フーコー講義集成Ⅶ コレージュ・ド・フランス講義1977─78年度 安全・領土・人口』(筑摩書房)
『ミシェル・フーコー思考集成 Ⅱ文学/言語/エピステモロジー』(筑摩書房)
『ミシェル・フーコー思考集成 Ⅷ政治/友愛』(筑摩書房)
藤高和輝
『〈トラブル〉としてのフェミニズム──「とり乱させない抑圧」に抗して』(青土社)
藤野 豊
『戦後民主主義が生んだ優生思想──優生保護法の史的検証』(六花出版)
藤目ゆき
『性の歴史学──公娼制度・堕胎罪体制から売春防止法・優生保護法体制へ』(不二出版)
藤原辰史
『分解の哲学──腐敗と発酵をめぐる思考』(青土社)
ウェンディ・ブラウン
『新自由主義の廃墟で──真実の終わりと民主主義の未来』(人文書院)
プラトン
『国家』(岩波文庫)
リチャード・O・プラム
『美の進化』(白揚社)
J・G・フレイザー
『金枝篇──呪術と宗教の研究4 死にゆく神』(国書刊行会)
ジグムント・フロイト
『フロイト全集8 17』(岩波書店)
サミュエル・ベケット
『ことの次第』(白水社)
『ジョイス論/プルースト論』(白水社)
『新訳ベケット戯曲全集1 ゴドーを待ちながら/エンドゲーム』(白水社)
『新訳ベケット戯曲全集3 フィルム──映画・ラジオ・テレビ作品集』(白水社)
『名づけえぬもの』(白水社)
『モロイ』(河出書房新社)
デイヴィッド・ベネター
『生まれてこないほうが良かった──存在してしまうことの害悪』(すずさわ書店)
G・W・F・ヘーゲル
『精神現象学』(ちくま学芸文庫)
『法の哲学──自然法と国家学の要綱』(岩波文庫)
『美学講義』(作品社)
『『論理学』客観的論理学:存在論(第1版1812)』(知泉書館)
『論理学──哲学の集大成・要綱 第1部』(作品社)
ピーター・J・ボウラー
『ダーウィン革命の神話』(朝日新聞社)
トマス・ホッブズ
『リヴァイアサン』(光文社古典新訳文庫)
リュック・ボルタンスキー
『胎児の条件──生むことと中絶の社会学』(法政大学出版局)
ホルヘ・ルイス・ボルヘス
『集英社版世界の文学9 ボルヘス』(集英社)
イヴ=アラン・ボワ、ロザリンド・E・クラウス
『アンフォルム─無形なものの事典』(月曜社)
C・B・マクファーソン
『所有的個人主義の政治理論』(合同出版)
松野孝一郎
『来たるべき内部観測──一人称の時間から生命の歴史へ』(講談社)
『内部観測とは何か』(青土社)
松元雅和・井上彰(編)
『人口問題の正義論』(世界思想社)
松山 巖
『まぼろしのインテリア』(作品社)
カトリーヌ・マラブー
『偶発事の存在論──破壊的可塑性についての試論』(法政大学出版局)
三島由紀夫
『決定版三島由紀夫全集13』(新潮社)
ロベルト・ムージル
『ムージル著作集 第1巻〔特性のない男 Ⅰ〕』(松籟社)
ヴィンフリート・メニングハウス
『ダーウィン以後の美学─芸術の起源と機能の複合性』(法政大学出版局)
『美の約束』(現代思潮新社)
ハーマン・メルヴィル
『書記バートルビー/漂流船』(光文社古典新訳文庫)
森岡正博
『生まれてこないほうが良かったのか?──生命の哲学へ!』(講談社)
森下直貴・佐野誠(編著)
『新版「生きるに値しない命」とは誰のことか──ナチス安楽死思想の原典からの考察』(中央公論新社)
ティモシー・モートン
『自然なきエコロジー──来たるべき環境哲学に向けて』(以文社)
ピエール= フランソワ・モロー
『スピノザ入門[改訂新版]』(白水社)
ミシェル・ド・モンテーニュ
『エセー』(白水社)
横田 弘
『増補新装版 障害者殺しの思想』(現代書館)
『横田弘対談集 否定されるいのちからの問い──脳性マヒ者として生きて』(現代書館)
横田弘、立岩真也、臼井正樹
『われらは愛と正義を否定する─脳性マヒ者横田弘と「青い芝」』(生活書院)
横塚晃一
『母よ!殺すな』(生活書院)
吉川浩満
『理不尽な進化 増補新版──遺伝子と運のあいだ』(ちくま文庫)
吉田量彦
『スピノザ──人間の自由の哲学』(講談社)
吉松 覚
『生の力を別の仕方で思考すること──ジャック・デリダにおける生死の問題』(法政大学出版局)
イルミヤフ・ヨベル
『スピノザ 異端の系譜』(人文書院)
アーサー・O・ラヴジョイ
『存在の大いなる連鎖』(ちくま学芸文庫)
ジャック・ラカン
『アンコール』(講談社)
『精神分析の倫理』(岩波書店)
マウリツィオ・ラッツァラート
『資本はすべての人間を嫌悪する──ファシズムか革命か』(法政大学出版局)
ダヴィッド・ラプジャード
『ドゥルーズ──常軌を逸脱する運動』(河出書房新社)
ニック・ランド
『絶滅への渇望──ジョルジュ・バタイユと伝染性ニヒリズム』(河出書房新社)
ジャン=フランソワ・リオタール
『崇高の分析論──カント『判断力批判』についての講義録』(法政大学出版局)
『非人間的なもの──時間についての講話』(法政大学出版局)

*著者名(タイトル・出版社)をあいうえお順に掲載しました(一部を除く)。