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海外企業 失敗事例3選

世の中にはたくさんの成功方法が書かれています。

この企業のように成功したいからとそれらを参考にしようと思っても、そこに記されているのはその企業だから出来たことで自分の企業には使えない情報であることも多かったりしますよね。

じゃあ、何を学べば良いでしょうか?

それは『失敗』です。

世の中の失敗は失敗するべくして失敗しています。失敗を学び成功の確率を高めましょう。

それでは、海外企業の失敗事例を3つご紹介します。


1.ブロックバスター

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ホームムービーおよびビデオゲームレンタルサービスの巨人、Blockbuster Videoは1985年に設立され、おそらくビデオレンタルスペースで最も象徴的なブランドの1つでした。2004年のピーク時には、Blockbusterは世界中で84,300人の従業員を擁し、9,094店舗を抱えていました。ブロックバスターはデジタルモデルに移行できず、2010年に破産を申請しました。

2000年、Netflixは同社をBlockbusterに5,000万ドルで売却することを申し出てBlockbusterにアプローチしましたが、BlockbusterのCEOは、「非常に小規模なニッチビジネス」だと言い、当時はNetflixが損失を出していると考えていたため、この提案には興味を示しませんでした。

2020年4月の時点で、Netflixには世界中で1億8286万人の加入者がおり、売上高は201.6億米ドル(日本円にして約2兆1,582億2,717万538円)に上ります。

Netflixのスゴさについても今後の記事で書こうと思います。


2.TOYS R US

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トイザラスは、1957年にチャールズ・ラザラスによって設立されました。その後、トイザラスは順調に店舗を広げていきます。1990年代には本格的な海外展開にも乗り出します。日本には日本マクドナルドと提携して、1991年に参入しました。

トイザラスはイートイズに遅れて1998年6月にネット販売を開始。しかし大事なクリスマス商戦で商品の遅配を起こし、訴訟沙汰になるなど体制の不備を露呈し、ブランドイメージを大きく毀損することになりました。ここからトイザラスの迷走が始まります。

1999年1月にはトイザラス・ドット・コムとしてネット販売専門の子会社を立ち上げ、ベンチャーキャピタルから資金調達を行い、8000万ドルを投資しました。しかし、それだけの投資をしたにもかかわらず、トイザラスは既存の店舗への配慮を優先させ、トイザラス・ドット・コムに価格決定権などの自由を与えませんでした。

トイザラスは2000年、ECへのテコ入れのため、アマゾンとの10年間もの長期パートナーシップ契約を結びます。トイザラスのウェブサイトでクリックするとアマゾン内の専用サイトに飛ぶ、という仕組みで、トイザラスはこのアマゾンへのアウトソースに年間5000万ドル+販売手数料を支払う代わりに、アマゾンはトイザラス以外の玩具は販売しない、という契約でした。

トイザラスはこの契約によってオンライン部門の売り上げは確保したものの、収益ベースでは黒字化にはなりませんでした。そして、この長期契約はアマゾンによってあっけなく打ち切られます。アマゾンがイーベイに対抗するために、トイザラス以上の玩具ラインナップが必要になったためです。アマゾンは仕入先を強化するために、5000万ドル近い違約金を支払い、トイザラスと手を切りました。

米トイザラスは2018年3月15日、米国事業の清算を破産裁判所に届け米国内の全735店は閉鎖されました。


3.ゼネラルモーターズ

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ゼネラルモーターズは、100年以上にわたって最も重要な自動車メーカーの1つであり、世界最大の企業の1つとなった後、史上最大の倒産をもたらしました。

革新を怠り、露骨に競争を無視することが会社の終焉の鍵でした。

GMが主に金融からの利益に焦点を合わせていたため、事業は製品の品​​質を改善することを怠り、顧客のニーズの変化にGMを適応させることができず、新しいテクノロジーに投資しませんでした。

米国政府の大規模な救済策により、現在の会社であるGeneral Motors Company(「新GM」)が2009年に設立され、「GM」ブランドを含む旧GMの資産の大部分を購入しました。


まとめ

変化するリスクを取らないことが一番のリスクであることがわかりますね。




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