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ロダン、トラトラトラを彫る

早いもので、もう11月も半ばを過ぎた。来月は12月師走だ。そして2022年がやって来る。2022年の干支は壬寅だ。そのトラに因んでのお話。

ここからは栞さんにお願いしよう。

唐突だけど、「トラ・トラ・トラ」って聞いたことある?
映画の題名にも使われたりして有名だし、80歳以上の皆様であれば知らない人はいないはずね。

トラトラトラは、太平洋戦争の始まりである日本軍の真珠湾攻撃が奇襲により開始されることを伝えた電信の暗号略号である。

のちに、この電文をタイトルとし、真珠湾攻撃を題材とした映画『トラ・トラ・トラ!』が作られた。

そう!暗号。暗号って隠語という意味合いもあって、敵国に電波解析されたとしても意味を解釈されないように仲間内だけにしか通じない言葉を使った作戦のひとつ。戦いに暗号はつきものってこと。今だって、スポーツではコーチや監督が戦略を選手に合図で送ってたりしてるよね。これも暗号のひとつだね。
トラトラトラの太平洋戦争以前の国内の昔のいくさにおいても様々なかたちで暗号は使われていたはず。

外国の事はよくわからないのだけど、日本って結構暗号、そして略語を次々とつくる国だと思う。若い子達でさえ自分達だけの世界観を作るのに略語作ってるしね。栞はね、この若い人達の略語文化は軽く見られがちだと思うけど、何処か切なさを感じるわ。

情報、それも複雑な経緯で膨大な量の情報が溢れていて溺れそうなところを、身近な仲間と同じオール(略語)で舟を漕いで気持ちを寄せ合いたい、そんな不安混じりの心象があるのではないかしら?と思うのはお門違いかなあ。色んな人が同じ言葉を色んな意味合いで使っているし言葉って便利なようで不便よね。

ところで、

渋沢栄一 人間の礎 (集英社文庫) 文庫 – 2019/10/18
童門 冬二 (著)

↑今、注目の渋沢栄一先生。
約480社もの企業の創設・発展に貢献された日本近代経済の父と呼ばれる偉大なお方。渋沢先生は上記の童門さんの著書によると、上辺だけの世の流れとは別に流れている、地下水脈を読む慧眼がお有りだったそうよ。大袈裟に伝えられる表層の情報は石であって玉ではない。ガセネタが多い。と、渋沢先生が語られたかは不明だけど。


お話を暗号の事に戻すね。
「人類に宗教は要らない」ってカナダガンさんの言葉ね、これね文章になっているけれど川の上流から流れて来た岩石みたいな暗号らしいの。
近年の線状降水帯や、毎年のようにやって来る100年に一度(矛盾してる〜)の安全の確保が必要な台風の影響なんかでexcelシートに流れ着いたんだって。

正しくは「・・人類に・・・宗教は・・・要らない・・・・」
つまり・・・の部分はexcelの非表示の列でまだ言葉がいくつか埋もれているようなの。

きっとね、この現象はカナダガンさんだけに起こっている現象ではないはず。
もちろん、近年だけの社会的事柄の独壇場ではないわね。個人的レベルでもよくある事で、栞も言葉足らずがとっても多くて後悔する事しきりです。


この岩石ね、例えば「人類に・宗教は・要らない」が彫刻前の岩石だったとして、excelシートの列をすべて表示し終えた時が彫刻後の造形だとすると?
つまりまだ未完の文章でただの岩石だったのね。全く失礼よねカナダガンさんっったら!これは一例だけど、公の情報もこの手の暗号文章は沢山散りばめられていて、ジャーナリストや台本係のexcelシートには幾つかの非表示列が埋もれてる気がするなあ。渋沢先生がご存命なら今の溢るる情報をどう読まれたでしょう。渋沢先生ならお化けになって現れて下さる事、大歓迎だわ。

さいごに、暗号になるのかな?栞のこじつけだけど。
日本の国旗には「 i    」が隠れているね❣️ i  は地球を救う。だぞ。













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