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1on1面談の本当の威力に打ちのめされて呆然としている話
こんにちは、さやです。
マルチポテンシャライトのためのスクールirodoriの5期生になり、あっという間にキックオフとDay1セッションを終えました。
▼キックオフの様子
▼Day1の様子
先日、メンターさんとの1回目の1on1面談を受けたのでさっそくアウトプットしたいと思います。
いやぁ、想像以上の発見だらけでした。
メンターさんとの1on1とは
irodoriでは、3カ月の受講期間中に約1時間×3回の1on1面談を受けられます。
お相手してくださるのは、個性豊かなメンターのみなさま。
・マルチポテンシャライトの伝道師でirodoriの校長!
・自分のサービスを立ち上げているブランディングのプロ!
・壁打ちMTG5,000回以上経験されている思考整理のプロ!
・ブランディングデザイナーかつコーチのプロ!
マルチに活躍されている素敵なメンターさんに相談できる、贅沢なサービスです。
1on1で相談内容は何でもよくて、
・自分の"強み"や"価値観"を明確にしたい!
・irodoriのワークを手伝ってほしい!
・サービス作りのアドバイスをしてほしい!
・マルポテならではの悩みを聞いてほしい!
などなど。とにかく自分のモヤモヤを解消するために、1時間たっぷり向き合ってもらえます。
自分のためだけに誰かが1時間も付き合ってくれるなんて、それだけで感動。
なのですが、本当に「受けてみて良かったーー!!」という気づきが満点だったので、ちょっとシェアさせてください。
1回目の1on1で相談したこと
私が今回相談したのは、特に「自分の強みを明確にしたい」という悩みでした。
これまでに旅館の仲居さんアルバイトから、介護福祉士、施設運営、人事のマネージャーや中途採用、人材育成のプログラム運営やらライターまで、いろいろな仕事を経験してきた私。
プライベートでも、部活を3つ兼務したり、ボランティアを立ち上げたり、NPOで学んだり、カナダに移住してみたり、てんやわんやの人生を過ごしています。
たくさんの経験をしてきたこと、割と要領が良いことが相まって、「平均以上にできること」はたぶんたくさんあります。
でも、「私はコレが得意!」「コレが私の強み!」と自信をもって言えるものがひとつもありません。
フリーランスになって、いつかは自分のサービスを作ってみたいと思っていますが、自分の強みがわからないんじゃあ、企画すらままなりません。
私の強みってなんだろう?
人様にお金をいただけるような、価値ってあるのかな?
まずはこのモヤモヤを整理したい、という気持ちで挑みました。
1on1は「ビックリ」の連続
ということで、実際に受けてみた1on1。
最後はちょっと抜け殻になるくらい、いろんな「びっくり」がありました。
自分で忘れないためにも、「1on1って大事だよ」とみなさんにも伝えたいという意味でも、具体的に書き記しておこうと思います。
①コレ、私の強みだったの!?
お悩みの真ん中どんぴしゃり、「強み」に関するビックリです。
自覚している強みと別に、「これは本当にすごい強みですよ!」と言っていただけることがたくさんありました。
私自身が認識している強みは、
・全体を俯瞰する力
・情報収集力
・企画力
・行動力
・表現力
・寄り添い力
などでした。
ただ、今回事前に取り組んだこれまでの人生を振り返るワークなどを通じ、メンターさんには以下の強みを見つけてもらいました。
・成果にコミットする力
・目標達成意欲
・問題発見力
・課題発見力(課題分解力+整理力)
・構造化する力
むむむ・・・!
なんと!
なんというか、まったく意識のカケラもなかったわけではありません。
でも、前職のコンサル会社で優秀な他者と比較ばかりしていたせいか、「自分は課題を分解して構造化し、ポイントを見極める力がある」とは思えていませんでした。
コミットする力に関しても同じです。
マルポテ気質でいろんなことに手を出しているので、必ずしも最終的な成果に結びついていないことがたくさんあります。
だから、「成果にこだわる力」は自分にはないのだと思っていました。
でも、これまでの経験や実績、話をしていく中で、「これは間違いなくさやさんの強みですよ!」と確信をもって言っていただけて、すごくびっくり。
自分では大したレベルにないと思っていたのに、「強み」だと捉えて良いんだ、と。
やっぱり、自分のことって自分でわからないんだなぁと再認識しました。
だって私、個人向けの転職支援をしているときは、まったく逆の立場でサービス提供しているんです。
ご相談者さんの経歴を拝見して、お話をしていく中で、ご本人が気づいていない転職市場での強みを、1つ1つお話ししていく。
「自分で気づいていない強みをたくさん伝えてもらって自信を持てた!」
「どういう自己PRをしていけばよいかわかった!」
他者分析では、そんな声を頂いているにもかかわらず。
自己分析って、やっぱり一人では難しいんだなぁ。
そうえいば尊敬するサイエンスライター鈴木祐さんのブログにも、「自分を正確に認識することは難しく、他己評価の方が実は正しいことが多い」というメタ分析の結果が紹介されていました。
そうなんですよね。
わかっちゃいたんです、自分のことは自分でちゃんと認識できないって。
でも、想像以上にさっぱりわかっていなかったようです。笑
その場の雰囲気とか、ちょろっと話した感じとかからだけではなく、これまでの人生遍歴をまるっと確認したうえで、私の強みを見つけてくださったこと、感謝でいっぱいです。
そして、驚きもいっぱいです。
思っていたのと違う強みがいっぱい出てきて、さて私はこれからどうしたらよいのやら?笑
そんなワークも、irodoriではちゃんと用意されているそうです。
②マルポテでも専門性を目指していいの!?
もう1つ、特に印象的だったのが「さやさんはスペシャリスト思考が強いし、憧れてもいますよね?」とズバリ言われたこと。
そうです。
私、やっぱり専門性の高い人にすごく憧れています。
ITエンジニアである夫にも、児童精神科医である先輩にも、ものすごく憧れるし尊敬する。
何かの分野を極めている人って、話していてすごくおもしろい。
自分自身もそうなりたい、という気持ちが、今でもずっとあります。
でも、自分がマルチポテンシャライトかもしれないと気づき、自覚していく中で、安心感とともに喪失感がありました。
「私はマルチポテンシャライトだから、もともと専門家にはなれない人間だったんだ」と。
肩の荷がおりた気がするのに、同時に自分にがっかりしたような気持ちがありました。
そんな気持ちを正直に話すと、メンターさんがさらに驚きの言葉をかけてくれました。
「マルポテだからって、スペシャリストへの憧れは捨てなくていいし、マルポテだからこそ発揮できる『スペシャリティ』を追求していくこともできる」
「『スペシャリストであること』と『スペシャリティ』は、分けて考えた方が良いかも」
なんと…!
私はマルポテだからって、専門性を高めたい気持ちを諦める必要はない!
これもすごく衝撃でした。
でもよくよく考えてみれば、私が夫や先輩に憧れるのは、「ITコンサルタント」とか「児童精神科医」みたいな肩書に対してではありません。
自分の好きな分野に没頭して、生かして、輝いているからです。
私は「スペシャリスト」になりたいんじゃなく、「スペシャリティ」がほしいんだ。そしてそれは、好奇心旺盛なマルポテならではの形で、唯一無二の専門性に磨き上げられるんだ。
これは本当に(良い意味で)ショックでした。
この事実を知った今読み返すと、至極当然な内容にも思えます。でも、言っていただく前の私には、まったくこの視点がありませんでした。
スペシャリストになれない、という失望感が前面に出すぎて、冷静にマルポテと向き合えていなかったのかもしれません。
でも、マルポテでもスペシャリティを追求できる。マルポテだからこそ、スペシャリティを掛け合わせたオリジナルな強みを持てる。
これは、ものすごく私を勇気づけてくれる事実でした。
同時に、じゃあ、私が掛け合わせたい専門性って何?という新しい疑問が浮かび上がってきます。
これもまた、irodoriのこれからのワークで突き詰めていけるよう。
ラクさせてもらえないなー笑。
マルポテとスペシャリティについて知ってしまった今、これまでと違う選択肢に向き合う大変さが待ち受けて好そう。でも、今までとまったく違う自分との向き合い方ができそうな予感でいっぱいです。
③思考の発散…!苦手!?
3つ目に。私は自覚している以上に「思考を収束させたい人間」のようです。
実は逆に、どちらかというと「アイディアマン」な認識がありました。
これは多分、合っています。今まで自分がゼロから企画して成功してきた経験が何度もあるからです。
でも、私がアイディアをどんどん出せるのは、あくまでも「自分の外」の物に対してでした。
・このお客さんに喜んでもらには、何をしたら良いだろう?
・友達のお誕生日にサプライズするなら、どんな方法があるかな?
こんなことをたくさん考えるのが、割と好きです。
でも、自分自身に関してはどうやらちがったよう。
私は自分の「強み」や「価値観」、「これからの働き方」を考えるとき、どうしても思考が「整理&整頓!」に向かいます。
・人事のキャリアを生かすならコレかコレ!
・ライティングスキルを生かすなら、この会社でコレ!
みないな。全然、思考が発散された形跡がありません。笑
アイディアマンだと安直に自覚していたために、実は自分事で思考を発散させることが苦手である事実に、気が付いていませんでした。
知らなかった強み、マルポテとしてのスペシャリティに気づけた今、私は一度、自分の可能性を発散して考える必要があります。
でも、わかってしまいました。発散が苦手だと。
そう伝えると、メンターさんが何事でもないように、確信をもって言ってくださいました。
「大丈夫ですよ。さやさんの頭が収束させようと働いても、私たちメンターが発散させますから。」
強っ…!!!
でもなんと心強い存在なんでしょう。
自分のことは自分でわかっちゃいないし、一人だと勝手に思考を収束させちゃう。
だったらもう、他者に手伝ってもらうしかありません。
なんていうか、もう降参です。笑
なんでも一人で考えて一人でこなそうとするクセがある私ですが、今回はもう、メンターさんに、そしてirodoriのみなさんに、がっつり頼ってしまうことに決めました。
呆然としてます笑
ということで、1on1を終えた私は割と呆然としています。笑
思ってもみなかった強みが見つかり、
自分のコンプレックスが洗い出されたうえで希望も見つかり、
自分の意外な一面まで見つかって。
「私の強みはコレとコレだから、こんなサービスを作れたらいいなー」と漠然と思っていた私の前提が、だいぶ崩れました。(良い意味で)
そしていかに、自分のことを自分でわかっていないのか、痛感しました。
知識として自己認識の精度の低さについては知っていてたし、気を付けていたつもりだけど。
ちょっと過信しちゃってたな、自分のメタ認知力を。
反省しました。
こっからはもう、人に頼って素直にやっていくしかありません。
きっと取り繕ったり、キレイなかんじにまとめようとしたりしても、メンターさんやirodoriのみなさんにバレてしまうことでしょう。笑
「自分を見つめ直すって、一人じゃできないんだな」
強く強く実感する1時間でした!
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