見出し画像

webライターにキャリアチェンジするのではなく「キャリアピボット」する|105日後に家族でカナダ移住する脱サラ夫婦

こんにちは、さやです。
(写真は大好きなドーミーインの朝食です。)

最近、ライティングの仕事をしていて思うことがあります。

私は、webライターにキャリアチェンジしたんじゃなく、キャリアピボットしたんだな、と。

妙にしっくりして、なんだか無意味に下がっていた自己肯定感を上げてくれる考え方だな、と思ったのでご紹介します。

◆ピボットとは

軸足を残して方向転換

ピボットとは、バスケットボールの基本的な動作で、「軸足を固定して、もう片方の足を動かすこと」です。

企業で「ピボット戦略」といえば、もともとの強みを生かして別の業界に参入することを言います。

写真フィルムメーカーだった富士フィルムが、その技術を生かして化粧品や医薬品メーカーへと転換したことは、ピポット戦略の代表例です。

何かの危機に直面して、あるいは直面するだろうと予期して、あらかじめ自らの方向性を変える。

自らの強みを生かした状態で、より勝てる領域へ乗り出す。

これがピボットの考え方です。

◆キャリアにおいてもピボットはあり得る

こういう気分のときもある。

ピボット戦略は、企業にだけ当てはまるものではありません。
個人のキャリアにおいても、ピボットは重要なものだと思います。

長年の教員経験を生かして、民間企業でキャリアアドバイザーとして勤める。

産院の助産師としての経験と問題意識から、自治体でママたちを支える公務員になる。

これらは、もともとの専門性や経験を軸足に、別の業界に活躍の場を移す例です。

「キャリアピボット」と呼んでいいと思います。

最近思うのです、私は、人事・採用からweb業界にキャリアピボットしたんだな、と。

◆webライター転身後2か月目くらいからの虚無感

2023年1月にフリーランスとして独立し、webライターとしてのお仕事を本格的にスタートました。

前職の人事コンサルのお仕事も業務委託で続けており、ライターと人事コンサルもどきの二足の草鞋を履いている状態です。

webライターの仕事を始めたころは、「私の文章に値段がつくなんて!」と大喜び。

1文字1円のお仕事も、人事と全く関係のない、異分野の執筆も、とにかく楽しくてワクワクしていました。

そんな中、人事や採用の経験に注目していただいて、高単価の案件を少しずつ受注できるようになります。

1文字1円だった単価が、4円程度で受注できることが増えてきました。

このときも、「稼ぎが増えるぞ!」と大喜び。

だんだんと、人事・採用経験を生かせる仕事と、そうでない仕事が混在するスタイルになります。

このころから、何とも言えない虚無感に襲われ始めます。

なんというか、「なんか楽しくない」のです。

ライターを始めたころのように、何もかも新鮮で驚くばかり、という時期は過ぎました。

冷静になって、自分のやっていることと向き合うと、「これでいいんだっけ?」という気持ちがわいてきます。

私、どこに向かっているんだ…?
カナダ移住のために、お金さえもらえたらそれでよいのか…?

そんなふうに考え始めると、執筆する手が止まってしまうことが増えました。

◆ほしいもの・手放せないもの

この瞬間がやっぱり好き

このあたりで気が付いたのです。

軸がないから、こんなに虚しいのだと。

私は、やっぱり人事や採用の仕事が好きで、自分だからできる仕事をしたい

他の誰でも同じように無難にこなせる仕事ではなく、これまでのキャリアを生かせる仕事がしたい。

そして、これからのキャリアにつながる仕事がしたい。

私は、今までのキャリアを全くなかったことにしたくないし、ゼロに戻ってやり直したいんじゃない。

人事と採用という確かな軸をもって、web業界という新しい世界にピボッドするんだ。

そう考えると、すごく目の前が明るくなった気がします。

だとしたら、あまり悩むことはありません。

自分のキャリアを生かし、成果を上げる。
そして、それを正当に評価して報いてくれる場で活躍する。

私がすべきことはそれだけです。

それなのに、いつまでも自分のキャリアを生かしきれない仕事を持ち続け、時間を使い続けていたから、辛くなっていたのかもしれません。

ゼロからキャリアをリスタートさせるのでも、チェンジさせるのでもない。

「人事と採用を軸に、web業界にピボットする。」

この言葉を、これからフリーランスで生きる自分のテーマにしたいと思います。

◆キャリアってむずかしい

この水面のような気持ちでいられたら良いのに。

ほんと、キャリアって難しいですね。

私は雑食みたいなキャリアを歩んできたし、自慢できるような輝かしい経歴は持ち合わせていないけど、そんな私でもキャリアについてはものすごく悩みます。

よく、「ライスワーク」「ライクワーク」「ライフワーク」なんて言葉がありますよね。

・ライスワーク…生きるためする仕事
・ライクワーク…自分が好きで取り組める仕事
・ライフワーク…人生をかけてやり通したい仕事

私は、「カナダ移住後の家族4人の家計を支える」というあまりにも重いミッションを前に、いつの間にか「生活するためだけの仕事=ライスワーク」に徹していたのだと思います。

だから、モチベーションも自己肯定感もダダ下がりしていたのでしょう。

でも、いったんこのしんどさを思い知ったのでもう大丈夫。

これからはライフワークで。
しばらく無理なら、せめてライクワークで。

そうやって、自分の軸を大切にしながら、楽しんで働き続けたいなと思います。


✨ブログ&Twitterも書いてます✨
35歳フリーランスwebライターのカナダ移住ブログです!
よかったら遊びに来てくださいね😊

◆ブログ:親子でカナダ移住するノウハウをまとめて解説!

◆Twitter:カナダ移住やフリーランスのつぶやきをゆるく発信中


この記事が参加している募集

#新生活をたのしく

47,918件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?