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英語嫌いから短期留学へ⑧準備

「今を逃したら、たぶん私は一生海外旅行以外で外国に行くことはないだろう。留学するなら今しかない」そう思ったのはもう社会人になってからだった。
そういう事は学生の間にしておけば良かったのに・・・という人もいたし、そりゃそうだよね・・とは思ったけれど、自分が稼いだお金で行くというのもあって誰にも遠慮する必要もなく、自分的には晴れ晴れとした気分だった。

ただ、元々留学をするつもりで貯金していたわけでもなく、英語力が高いわけではない。なんなら結婚資金の為にためていた貯金で思い付きで動いたようなものだし、ビザの滞在期間ギリギリで語学学校に行く事にした。

それにしても語学学校にもピンからキリまである。
いろいろありすぎて、なにが違うのかも良くわからない。

あまり高いのも困るし、安すぎるのも不安。
私の妹も以前ロンドンに語学留学をしていたので、いろいろ聞いてみたのたが妹は学校もaccommodation(いわゆる宿泊先)も、最高級を選んで留学していたようで、そんなに贅沢をしたいわけではない私にはちょっと参考にはならなかった。

結局、英語教室のコーディネーターの人と語学学校を探し、ホームスティをさせてもらえる人を探し、飛行機を予約し・・・という感じで勧めていった。(後々知ったのだけど、結構な手数料を取られていた)

開校年数が長い比較的大きい学校、値段的には真ん中あたりという条件で探し語学学校に予約をした。
そして、ホームステイにロンドン市内のB&B(bed&breakfast ベッドがついている部屋に泊まり、朝ごはんは用意してもらえるホームステイ)を選択した。

その時点で、私は飛行機に乗ったこともなかったので、もちろん海外も初めて。実家住みだったので、長期間他人のお家に滞在するという事も初めて。
どんだけ苦労知らずにのんびりぬくぬくと生活してたのだろう・・・と今更ながら情けないのだけれど、初めての事だらけだったので、何もわからない事しかなかったのだけど、とにかくワクワクしかなかった。
無知すぎた事が逆に良かったのだと思う。

留学準備はどんどんと整ってきた。

しかし、英語はちょっと習ったとはいえ、赤ちゃんレベルの英語力。
これから先、英語で困る事は目に見えてわかっていたのだけど、なんとかなるだろうと思っていた。
そもそも、英語ができないからわざわざ外国に英語を勉強しに行くのだし、使いながら覚えて行こうと結構気楽にとらえていた。
だけど、最低限の事は覚えていかないとさすがに無謀すぎる。

メモ帳を買い、使えそうなフレーズ、単語を変えれば使いまわしがききそうなフレーズをシチュエーション事にまとめて書いて、暗記する・・・という事を始めた。

そしてこのメモ帳は留学生活にはめちゃくちゃ助けられる事となった。


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