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いいクリエイティブとは何か〜BOSローンチパーティーに参加して〜

いいクリエイティブには、いいブランディングあり。

至極真っ当なことかもしれないが、それを深く感じたローンチパーティーだった。

先日、いっぽさんが主宰するブランディングコミュニティ「Being One's Self」のローンチパーティーに参加した。
そこで印象的だったことを書き記しておこうと思う。

まず、印象に残っていることのひとつが、せきさんとのトークセッション。


ブランドコンセプト・ロゴ・ステートメントを作るまでの本気のやり取りをお話いただいたのだが、これぞいいクリエイティブの本質だな、と思った。いっぽさんの「ブランドの解像度」、せきさんの「いいものを創るために妥協しない姿勢」。
う〜ん痺れる!こんなモノづくりのタッグは憧れだ。

アートなら、自己満足でもなんでも良い。
しかし、何らかのブランド、プロダクトのロゴやキービジュアル、デザインを作るなら、受け手がいることを忘れてはならない。

「なんとなく良い」「綺麗」なだけでは、受け手が感じるのもその程度だ。受け手が心動かされ、このサービス/ブランドのユーザーになりたい!と強く思わせるためには、それだけ作り手側も何を/どう伝えたいか言語化しておく必要がある。

いっぽさんのブランド作りは、感情・想いというような一見抽象度の高いものを、言語化して具体に落とし込むのがとてもお上手だなと思う。大津屋PJの時も、今回のBOSの時も然り。

今回もカメラマンとして少しご一緒させてもらったのだが、コンセプトやステートメントが固まっているととてもやりやすい。
私も迷わないからだ。この要素が必要/これはふさわしくない、の判断がすぐにつく。ロケ地、構図、スタイリング、ポージング、表情が一発で決まる。おそらく、ブランディングがなかったら、とんでもない量のコミュニケーションや手戻りが発生していただろうなと思う。

「何かが違う。・・・でもその『何か』ってなんだ・・・?」
クリエイティブはこういうことが多い。非常に感覚的で、抽象的。

その感覚的で抽象的な部分を言語化して解像度を上げていくのがブランディングだなと思う。コンセプトやステートメントなどが言語化されていることで、巻き込む人の共通言語になる。巻き込む人が多くなればなるほど、その重要度は増す。

やっぱりモノづくりは1人でやるより誰かとやった方が楽しい。
解釈一つ違うだけで、全く違うアウトプットになるのだから。自分では思い付かなかった視点が合わさることで、唯一無二のものが生まれる。その瞬間がやっぱり好きだからこそやめられない。


 もう一つ印象に残っていることは、BOS自体のコンセプト「感情や想いをど真ん中に置きながら、やりたいことを形にする」。

これがなかなか最近の私には響いていた。評価される社会人になろうとすればするほど、感情を忘れていた気がする。というより、切り分けた方が良いと思っていた。

多分私は感情・直感タイプ。感覚で物事を判断する節がある。
これが実はある種自分を「できない」と言い訳する呪いになっていた。社会人たるもの、根拠となる数字、ロジックを通せる人が素晴らしく、感情とか、直感とか数値で計れないものにこだわってはいけないと。

ビジネスやるならば、絶対に必要な視点。そうわかってはいるものの、ちょっと苦しい自分もいるのは事実だった。私はビジネス向きではないから、趣味で楽しく生きていこう、と半ば人生を諦めた就活を思い出す。

本来の姿と、社会で必要とされる姿。切り分けようとすればするほど上手くいかない気がしていた。だからこそ、このBOSのメッセージには、「本来の自分で良いじゃない」と言われている気がして、なんだか救われた。
(これぞ、ブランディングで「両思いになりたい相手」にドンズバ届いているということだと身を持って感じる。)

他人が良いとするやり方ではなくて、自分のやり方を見つければよい。別に感情が先でもよくて、その後に根拠となる数字を(こじつけだとしても)持ってきたら良い。
必死に「評価されている他人」になろうとしていた自分から、「武装解除」していこうと思えた日だった。

これから何がやってみたいんだろうなあ、とぼんやり考えてみる。

やっぱり「心を震わせるようなもの」を作りたいことは変わらない。
そして「人間の匂いがするブランド」が好きなんだなと思う。感情の機微ってすごく人間らしいから。
それをお手伝いできるものとして、私には写真やクリエイティブがある。

小さくても、想いを持って何かをやろうと思っている人、モノ、コトをビジュアルや言葉でお手伝いしていけたら本望だ。
まずは、個人の想いを形にしていくオーダーメイド撮影「Theatre B」を育てていくこと、私の心の琴線に触れたものたちのお裾分け「デザフェス vol.57」への出展を頑張っていく。

2023、クリエイターきゃんに乞うご期待。笑


▼いっぽさん主宰のブランディング特化型ミニマルコミュニティ「Being One’s Self」
BOSは、感情や想いをど真ん中に置きながら、やりたいことを形にするための戦略思考やしなやかさを身につけるサブスクリプション型のオンラインコミュニティです。

私も今回キービジュアル撮影でご一緒させていただきました。
素敵なサービスなので、ぜひ一度覗いてみてください!

👉詳細はこちら

▼5/21(日) Design Festa vol.57へ出展します
複業クリエイター3名が、「blooming -三者三様の開花-」をテーマに、アクセサリー・アート・写真の作品を持ち寄って出展します💐

💎accessory:akari @hananoproject (produced by @akalpaca )
🎨texture art:risa @risa_rogo_
📸photograph:can @can_na_01


▼あかりん×きゃんのオーダーメイド撮影サービス「Theatre B」
型にはまった撮影じゃつまらない、自分らしくありたい。 だけど、魅力的に魅せたい。 そんな方に是非触れていただきたいです🎥

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