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『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。』(平凡社)が発売されます

本が出ます

こんにちは伊藤です。2023年、みなさまいかがお過ごしですか。本日はご報告があり、こちらの記事を書いております。いまからおよそ2年前、2021年にスキンケアにハマった私は、肌質向上のための研究を重ね、いろいろな製品を試し、ブログ記事を書き、肌の手入れ方法について教えてくれる先輩方に指導いただきつつ、現在に至るまでスキンケアの勉強に励んできました。そうです、私がスキンケアおじさんです。

このたび、私の研究成果が書籍となります。2023年2月24日、平凡社から出版される『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました』です。日々の不摂生とケア不足がたたり、地下鉄の窓に死んだお父さんが見えた日、自分の容貌の変化に心臓が止まりそうになり(実際3秒くらいは止まったと思う)、「このままではいけない」とわらにもすがる思いでスキンケアを開始した私。化粧水と乳液の違いすらあまりよくわかっていなかった中年男性が、少しずつ勉強をしていき、スキンケアに詳しい師匠たちと出会い、変化していく様子を描いた感動巨編です。あっ、巨編ではないかもしれない。普通に読めば、おそらく2時間ちょっとで読了できる、ちょうどいい感じのライトエッセイとなっております。

ライトエッセイというジャンルではありますが、全編にネタを詰め込まないと気が済まないサービス精神過剰な性格から、ネットで検索しても出てこない基礎情報、読めばナルホドなコネタを満載にしました。あるいは「こってりライトエッセイ」という新ジャンルを開拓してしまったかもしれません。「本当に何も知らないゼロの状態からスキンケアを始める男性にとって、美容の世界はどう見えるか」を超リアルに記録し、解説しました。スキンケアに関する記事はネットにも多数ありますが、初心者にはややハードルが高い場合も多いです。多くの男性が抱く初歩的な疑問や不安、たとえば「化粧をしないが、化粧水をつけていのか」「どうして水だけで顔を洗うのはダメなのか」「製品の種類がたくさんありすぎて、選び方がよくわからない」「ドラッグストアのスキンケア売り場に行くとき、恥ずかしいんだがどうすればいいか」など、実はこれまであまり説明されていなかったあれこれを、本書ではまとめて取り上げ、掘り下げました。

男性読者へ向けて、同時に女性読者へ向けて

こうした内容をてんこ盛りにした私の著書『電父でんちち』は、まず何より、スキンケア未経験の男性に読んでいただきたい1冊ですが、同時に、自分の恋人やパートナーに対して「できればもう少しキレイな肌になってほしいな」と願っている女性に向けたものでもあります。本書の全体を通して「スキンケアという行為は、男性の視点からはどう見えているのか」を知る手がかりになると思っています。「スキンケアってなんかめんどくさそうだし、照れくさい」と感じている男性や、「どうして彼は、スキンケアや身体の手入れをしないんだろう」と疑問を持つ女性に、そういうことかと納得感を与えられる本を目指しました。男性スキンケアの新製品があいついで発売され、身近な習慣になりつつあり、多くの化粧品会社にとって長らく難攻不落だった「メンズスキンケア市場」に大きな変化が訪れるか? というこのタイミングで、「専門家でも、美容業界で働いているわけでもない、ごく普通のスキンケアおじさん」こと伊藤が放つ、渾身の1冊となっております。

こちらの本は、2022年1月にTBSラジオ「アフター6ジャンクション」で放送された「男のためのスキンケア 超初心者講座」という企画が元になっています。この番組を聴いた出版社の方からお声がけいただいた、という経緯があり、「ラジオ番組の書籍化」という面もある1冊です。そのときのラジオ番組は追いかけでいまからでも聴くことができるので、ぜひチェックしてみてください。スキンケアという新しい世界へ到達し、はしゃいている私の姿をご確認いただければと思います。また、こうして書籍化というきっかけを作っていただいた「アフター6ジャンクション」のみなさまに感謝です。宇多丸さん、宇垣さん、古川さん、私がんばったよ~!

これから先、本の発売まで、段階的に「スキンケア本『電父でんちち』にはどんな内容が詰まっているか」を告知していこうと思います。2022年の3月から仕込みを始め、ひたすらネタを投入してきたこの1冊(実はまだ、最終の直しをしています)。どんなテーマが語られているかを、何度かに分けてご紹介していこうと思っておりますので、ぜひご期待くださいませ。ぜひ、カレンダーに大きな丸をつけて、2月24日をお待ちいただきたいと思っております。

伊藤拝

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