SREチームのいまとこれから
お久しぶりです、岩崎です。前回私がこのSREチームnoteを書いてから約2年半、SREチームのnoteとしても約2年ぶりの更新になります。間が空いてしまいすみません。。皆様お元気でしょうか?
しばらく私がSREチームから離れていたり、チーム自身もドタバタしてたりとブログを書くきっかけがなかったのですが、今年に入ってまた私がチームに戻ってきたり、人も入れ替わってだいぶ雰囲気も変わったので、このタイミングで改めて今のCAMPFIREのSREチームについて書いてみようと思います。
SREチームの2年間
この2年間でEC2バックエンドから Fargate への切り替え、 ecspresso や ecschedule の導入によるリファクタリングなど、技術面での刷新があったのは良い成果でした。Svelteを使ったフロントエンドとバックエンドの分割も進みました。途中難しいところもあったのですが、完遂してくれたチームメンバーには感謝しかありません。
また、大量アクセス時のオートスケール、セキュリティの強化、きめ細かなエラー対応など運用面での強化が進んだのも大きな進歩でした。
一方でSREの採用には苦戦しており、SRE採用の難しさを改めて痛感した1年間でした。
2024年
採用に苦戦する中、私がSREチームのマネージャーに復帰しました。この時点では私と、もう一人の正社員SREの方、付き合いの長い業務委託SREの方の3名体制でした。
しかしその後、シニアSREをなんと3人採用することができ、現在は計6名、しかも全員が経験豊富なシニアエンジニアとかなり強いチームに変貌を遂げています。タイミングってあるんですね。
もちろんチームの半数が最近入られた方になるため、綿密なオンボーディングやケアは必要になるのですが、CAMPFIREのSREチームの歴史上初めてこれだけ多くのシニアSREがいる状況になっています。
SREチームの変遷
振り返ってみると、2019年に私がSREチームを立ち上げてから、以下のような軌跡を辿ってきました。
SREチームの立ち上げとSRE文化の醸成、大型案件対策(2019-2020)
チーム化されマネージャーを一度移譲、それぞれが得意な領域で主体的に活躍できるように(2021-2022)
マネージャー復帰と再移譲。シニアエンジニアの割合は増えたものの、人数が減り運用中心に(2022-2023)
採用に成功し、これまでで一番人数が多くシニアエンジニアも多い状態(2024)
上記のチーム変遷に合わせて、優しく丁寧なコミュニケーションからある意味でドライにやるべきことを粛々とやっていくなど、その時々でチームのカルチャーやスタイルは変わっていきましたが、形は違えど関わってくださった方たちは全員素晴らしいSREでした。全て必要な変化であり、過去があったからこそ今があるのだと思っています。
最近では新しい人が増えた関係で、SRE Coffee Chat と呼んでいる夕会(夕方の雑談、相談タイム)や開発チームに影響を受けたテレフォンショッキング(新しく入った人用に日替わりでエンジニアを呼んで交流してもらう企画)、ドキュメントの充実など、よりオンボーディングに重点を置いた良いカルチャーが目立つようになってきました。
オフサイト
そして先月、SREチームとしては初めてのチームオフサイトを行いました!CAMPFIREはフルリモートの会社ではあるのですが、数ヶ月に一度チームで出社して交流する機会があります。
当日は昼ぐらいに集合して近くのメキシコ料理屋でランチを食べ、その後でオフィスに戻って、振り返り会をしたり普段は時間がなくて話せないことをじっくりチームで話したりしました。
振り返り会では、最近入られたばかりの方に「CAMPFIREのSREチームはホスピタリティがありとても仕事がしやすい」と言っていただけたことは嬉しかったです。最後にはなんと Vision Pro を持ってきてくださった方による Vision Pro 体験会が開催されていました笑。
最後に
以上、この2年間のSREチームの変遷と今について改めて書いてみました。これまでのチームももちろん素晴らしかったですが、今のチームは本当に全員が経験豊富でチームワークも良く、とても良い組織になってきていると感じています。人数が増えたことで、これまでやりたくてもできなかった様々な改善にも着手できそうです。
残念なことに現在新規でSREの募集は行っていないのですが、近々もっと拡大する可能性もありますので、その際はぜひ興味を持っていただけたら嬉しいです!これからもCAMPFIREのSREチームをよろしくお願いします!