見出し画像

Audible/オーディブルのすすめ


  • きっかけ

  • メリット

  • デメリット

  • お気に入りの作品

きっかけ

幼少期は本の虫でしたが、働き始めてからなかなか読書の時間がとれなくなりました(仕事に関連する書籍は除きます)。本を持ち歩くのもページが折れてしまったりして億劫。唯一落ち着いた時間が取れる入浴中に本を読むこともありましたが、ページがふやけてしまってリセールを考えると不適、本を保管する場所もないしふやけた本を本棚におくのも嫌。そんな理由で最近はipadで雑誌や気になった本をたまに読む程度でした(kindle unlimitedユーザーです)。好きなジャンルは推理小説やミステリで、江戸川乱歩やアガサクリスティ、綾辻行人が大好き。もちろん、東野圭吾や伊坂幸太郎なんかも大好きです。自己啓発本はほとんど読みませんが、森岡毅の「苦しかったときの話をしようか」については昨年読んで良かった本のひとつで、おすすめします。さて、そんななかAudibleを知り、初月無料でしたので試してみることにしました。まずはアプリをダウンロードし、気になる書籍を数冊ダウンロードしました。自己啓発本のジャンルはスルー。俳優の朗読に惹かれて、まずは湊かなえの「告白」。本を読んだことはあるのですがストーリーはぼんやりとしか覚えていなくて、新鮮な気持ちで聴くことができました。同作の映画にも出演している、橋本愛の朗読。落ち着いた声色で、私の好みもおそらくありますが、何の抵抗もなく1日で一冊聞き終えることができました。どんでん返しの展開、原作もとても面白いですよね。


メリット

仕事上、移動時間も結構長いのですが、私は下を向いた作業をすると乗り物酔いをするので、移動中はパソコンでの作業や読書をあまりできないのです。もしくは車を運転しているときにはそういったことは全くできませんので、聴くだけで読書ができるAudibleはかなり重宝しています。移動時間の有効活用以外にも、良いことがありました。実は私は、村上春樹については何度か読んでみたことがあるのですが、うまく読み進めることができずに挫折した過去があります(笑)。1Q84は、月が2つあることしか覚えていません。長編であることはあまり苦にならないのですが、視覚情報ではその内容を理解することが困難と言いますか……。そんな私もAudibleでは村上春樹作品に大ハマりしました。声優さんの声は安定して聞きやすいけれど、俳優さんの声は個性があって面白いですよね。その違いを感じることができるのもAudibleの良い点かなと思います。眠る時も、読み聞かせではないですけど、Audibleを聴きながら眠っています。寝付きが良くて内容は5分と覚えていないので(笑)、就寝時に聴き始めるときは必ずクリップ(読書している場所を記録できます)で保存して、30分なら30分と決めてタイマーをかけます。そのようにすれば、その後続きを聴くときに元の場所から聴くことができますので便利です。このクリップ機能とタイマー機能もよく考えられているなと感心しました。音読速度も変更することができます。ただ、私の場合は速読が目標ではないので、自分が心地いいと感じる速度で聴くことが多いです。他の作業をするとどうしても聴覚への注意が散漫となるので速度を落とすことが多いですし、ランニングやウォーキングのお供にする時には少し早めて聴くこともあります。

デメリット

Audibleはかなり気に入って愛用しているので、デメリットらしいデメリットはありませんが…。月額1500円ってどう思われますか?文庫本2〜3冊分、ハードカバーであれば1冊買うのも難しい値段ですよね。働き始めてからほとんど読書しなくなった私が月に7〜8冊程度のペースで聴いていますので、聴き放題の値段としては高いとは思いません。じっくり時間をかけて月に1〜2冊という方では金銭的に高いと感じるかもしれませんし、耳への負担という点ではデメリットがあるかもしれませんね(読書は目への負担もありますから、どっちもどっちでしょうか?)。今後その裾野が広がってAudibleで利用できる本が増えれば(英語の本も…)最高のサービスだと思います。

お気に入りの作品

作家さん独特の言い回し、文章の雰囲気ってありますよね。Audibleではそれが読み手によって緩和される気がするのですが気のせいでしょうか。Audibleだからこそハマったな、と思う作品は村上春樹作品以外では半沢直樹シリーズ。池井戸潤の作品で、ドラマで大変話題になりましたが、当時は食わず嫌いをしていたことを後悔しています。小説って、意識してみると大部分は会話で成り立っているのですが、朗読が上手で登場人物の声色が聞き分けられるのでストレスなく楽しむことができます。もちろん原作の面白さは言わずもがなですが。そうこうしている今は「下町ロケット」を楽しんでいます。高橋一生の「騎士団長殺し」の続きは、しばらく楽しみにとっておきます。


作家さん等のお名前は敬称略とさせていただきました。初月無料などのキャンペーンをしていることもありますので、みなさんも是非楽しんでみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?