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未完の小説シリーズ1 ***** 例えば、敵に向かって投げた、必殺技の爆域内。 例えば、全員が離脱しきった、崩壊予定の建物内。 例えば、落ちることが分かりきっていた、ミサイルの着弾点。 例えば、絶対に当たるはずの無い、誰もの死角。 例えば、自爆すると予測ができた、敵の首領の、足元に。 アレクシスは毎度、彼女を見ると、言わずにはいられない言葉がある。 だから。 だから。 いつも。 いつも。 「お前っ……何でっ、そこに居るっ……!?」 *****