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コウモリだけが知っている

昨日のお昼過ぎ、実家の母からメッセージが届く。
「1階のお手洗いにコウモリがいるんだけど、どうしよう?助けてー」
ネットでうちと実家の中間地点にあるホームセンターにコウモリ撃退スプレーの店舗在庫があることを確認してから電話してみると、
「キンチョールしまくってから扉を閉めて、しばらくして見に行ったらどこにもいないのよー」
とのこと。キンチョール、効くのか?

とりあえず撃退スプレーは買いに行かずに様子を見ることになったのだが、またしばらくしてから母から電話。
「トイレブラシスタンドの影に瀕死の状態でいたわー」
ゴキブリホイホイにくっつけて袋に入れてポイしたとのこと。とりあえず解決したようでなによりである。

ところで、うちの実家ではコウモリが家の中に侵入することが過去に何度かあったのだが、その後しばらくして親戚の訃報が届くというジンクスがあり、実家の母が不安がっていたのだが、
「でもさ、今回のはお父さんじゃないの?俺の松の木を抜きやがって~!ってさ」
と言ってみた。

実は前日の土曜に植木屋さんに来てもらって庭の松を抜いたのだ。
いわゆる「門被りの松」というヤツで、斜めに伸びているのだが素人の父がいじりまくってたもんだから正直あまりかっこよくなかったし、その父ももういないから雪対策も容易ではない。これまた手間のかかる生垣とあわせて抜くことに決めたのだ。
「なるほど、そうかもね。あ、でもそれじゃお父さん死なせちゃったってことー?」
いや、コウモリはコウモリだから、そこは気にしなくていいんじゃね?

生垣は近日中に業者さんが来てアルミのフェンスを設置してもらうことになっていて、お盆休みに帰ると実家もだいぶ変わってると思う。母が切る前の松をスマホで撮ってくれているので、帰ったらプリントして仏壇に供えるから、父にはそれで勘弁していたきたいものである。



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