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おはなしのせかい

日曜は新潟市江南区文化会館で開催された浪曲師の玉川太福さんの独演会に行ってきました。太福さんは新潟市東区のご出身なのであります。

江南区文化会館は広域農道を使えばうちから車で20分もかからないところにあり、図書館や郷土資料館が一体化しているので何度も行っているけどホールは初めて。400席ほどのこじんまりとしているけれどきれいなホールでした。

独演会とまったく関係ないけど
郷土資料館の展示物のちまき
新潟では三角が定番

最初はお弟子さんである玉川わ太さんによる「日吉丸」。太閤秀吉のお話なわけだが、長いお話の一部分をやるのが浪曲のお約束だそうで、武士になる決意を固めて故郷を発つ部分でおしまい。

お次は玉川太福さん。観客に浪曲初心者が多いため、まずは説明を兼ねつつ「森の石松」。これは以前にも聴いてるんだけど、やっぱりおもしろかった。

中入り後は5代目江戸屋猫八さんによる動物ものまね。全国の動物園・水族館をめぐっているそうで、飼育員さんの知り合いも多数だとか。ちなみに新潟県には水族館はいくつもあるけど動物園は現在存在しない。

最後は再び玉川太福さんによる「男はつらいよ」。浪曲にするにあたって関係者の了承を得ているとのことで、今回は映画第24作の「寅次郎春の夢」。普通の浪曲と違って登場人物は多いけど寅さんシリーズのレギュラー陣は誰しも知っているわけで、映画のダイジェスト版のようなおもしろさでありました。

浪曲は今年に入って接するようになったけど、落語は子供の頃からラジオでよく聴いていて昔から好きだった。自分の頭の中で物語の世界とか情景が構築されるのが楽しいんだよね。

私は趣味で小説とか書いているけど、読む人が話の世界や情景が目に浮かぶようなものになっていればいいな~と思っている。

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