読書感想文「誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門」

誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門(著:内藤理恵子)
を読み終えたので感想を書きます。

個人的には非常に刺さる本で、大満足の一言に尽きますが、それだけでは何も説明になっていないので個人的によかった点を挙げさせて頂きたいと思います。

・綺麗なストーリーライン
前半〜中盤までは数々の哲学家の死生観を挙げていきます。
そしてヴィトゲンシュタインが哲学を終わらせ、宗教的な死生観へと転換します。
この流れが非常にスムーズであり一気に読み進めることができました。

・例え話が秀逸
哲学書などの引用を映画・アニメ・洋楽など、何かしら身近なものに関連づけて説明しており、自分のように哲学の素養が無い人でも読み進めることができました。
実際に、これらの説明がなく、そのまま原著を引用のみでしたら挫折していたと思います。

哲学慣れしている人でしたら数時間、長くても2,3日で読める分量だと思いますので「死生観」や「人の死について他者はどう考えたのか」に興味のある方には非常にオススメできる一冊となっております。

とりあえず一気に読んでしまったので、2周目は哲学用語図鑑を使いながら、じっくり読みたいと思います。

ここまでお読み頂きありがとうございました。
きゃみー

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