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FUJIFILM Imaging Plaza大阪に行ってみました

わたしが FUJIFILMのX-S10とX-E4で迷ってる様子を見て、相変わらず「FUJIFILMならX100シリーズだろ」とこっちのニーズそっちのけで自分の願望を語っていたあたり、オトさんにとっては当初あまり心惹かれる機種には思えなかったようですが、メーカー直営のショールームでX-S10だけでも(その時X-E4はまだ発売されていなかったので)実機に触れてみたいという希望には大いに賛同し、喜んで?ついてきてくれました。

もちろん否応なしにコッコも連れて行かれます。

(ちなみに、GRⅢ購入時はわたしたちもRICOHのショールームについていきました。落ち着いた環境で実機に触れられるのは本当ありがたいですね。メーカー直営ショールーム様々です。)


FUJIFILM Imaging Plaza大阪は、昔よく通ってたビルの2階に移転していたらしく、駅直結ではありませんが地下鉄御堂筋線なんば駅の1番北側にある改札をでたらすぐに着きます。(ほぼ雨に濡れません!)


ショールームに入ってすぐ目に飛び込んできたのは、なんとX-E4。

しかも魅了されたシルバーボディ。

発売日前なのに、です!


「これ、気になってるX-E4」 と、オトさんにつぶやきます。

そして隣にはX-S10がちょこんと座っています。


正直に言えば両方、これまでせいぜい小さなコンデジしか触れたことのなかったわたしにとっては思っていたより大きめに映りました。


それでもまさか、X-S10はおろか、X-E4にまでお目にかかれるとは思っていなくて、たださすがに新製品に触れる勇気もなく、ドギマギしながら2機種を眺めていると、スタッフのYさんが近付いて

「これね、実機が入ってきたばかりのところなんですよ。レンズも発売予定の○○(←今思うと、XF27mm F2.8のパンケーキレンズですね)を着けています。その前まではブラックのデモ機しか置いていなかったんですけど」

(え、・・・ホンモノ・・・?!)

「どうぞお試しください」

とX-E4を笑顔で勧めてくれました。


「あの、でも、初心者には難しいのでは。。。?」と恐る恐る聞くと

「大丈夫です!全然難しくないです!」と太鼓判を押すYさん。


試す、、、といってもどうしたら、、、と見よう見まねでファインダーをのぞいてみたら、


すごく鮮明!!


そしてファインダーをのぞいて見える世界に衝撃を受けました。

一応昔はカメラのファインダーだってのぞいたことのあるはずなんです、昭和生まれですから(自爆)。

でも、小さなファインダー画面にスッと鮮やかな世界が飛び込んできたことが思いがけなくて、カメラの世界に一気に連れていかれたのです。


「すごい。。。こんなにも鮮やかに映るんですね」

と言うと、Yさんは熱くFUJIFILMカメラのファインダーに対する思いを語ってくれます。隣で聞いていたオトさんも興味を示してX-E4のファインダーをのぞき「たしかにこれはイイなぁ」と感心している様子。

Yさんのお話からはなんとなく、FUJIFILMのカメラは『カメラで写真を撮る』行為そのものを楽しみたい人たちに向けて作り込んでいるようで、ただ子どもの成長記録だけでなく趣味として長くカメラをやってみたい人(=わたし)にはうってつけのように思いました。


次いで、シャッターを切ろうと突起していたボタンを恐る恐る押すと、ピピッという電子音が出ているだけで、シャッターが切られているように思えません。

ええと、、、これは、、、

と隣のオトさんに助けを求めると半ば呆れて

「シャッターの押し方も知らなかったの?半押しでピント合わせて、それから押す」


カシャッ。


あ、シャッターの音だ!


なるほどこういう仕組みなのね。

と、店内の大きな花束の造花をパシャリ。とてもキレイに撮れたような気がします。(※超初心者レベルでの話です。)


えっと、今度は撮ったものをどうやったら見れるんだろう。とまた戸惑っていると、Yさんが前にあるダイヤル&プッシュして操作する方法を教えてくれました。ちょっとその操作方法に慣れないわたし。

慣れないながらも造花の静止画を拡大しても、ぜんぜん画面が荒れない。


スゴイ・・・スマホと全然違う。。。


と心の声が漏れてしまいました。

Yさんは、こうした初心者丸出しの反応に大いに満足なさったのか、チルト液晶を動かしたり(ここは強度の心許なさと少しスムーズではなかったことにマイナスの印象)、暗いところでもキレイに撮れますよと薄暗い展示会スペースでシャッターを切らせてくれたり、駆けてきたコッコを撮らせてくれたりしながら、FUJIFILMのカメラについて熱く語ってくれます。(今だったらその内容をもう少しご紹介できると思うのですが、この時点ではよくわからなすぎて記憶が飛んでしまってます。。。もったいない。ただ、かなりX-E4推しでいらっしゃることと自社製品に対する愛情はしっかりつたわりました!)


ひとしきりX-E4を触らせていただいて、ハタともう一つの本命候補、X-S10にはまだ触っていないことに気が付いたわたし、Yさんに

メィ:「あの、X-S10も触らせていただいていいですか?」

Yさん:「もちろんです。レンズはいかがされますか?」

メィ:「じゃあ、キットでセットになっている望遠レンズをお願いできますか?」


X-S10と望遠レンズ。これがわたしの当初一番の利用目的に沿ったものになるはずです。


Yさんが望遠レンズを持ってきてくれるまでの間、(今思えば)XC15-45mmを付けたX-S10を持ってみますと、

見た目より軽い!

評判の良い深いグリップのおかげでしょうか、重さにあまりX-E4との違いを感じません。

そういえば。。。大きさもグリップが出てるだけでそんな変わらないかも?

ということは、さっき試したX-E4は薄型のレンズだったから持ち運びしやすいように感じたけど、多少でっぱりがあるレンズを付けた時は当然ポケット入らないだろうし、占めるスペースはX-S10とさほど変わらなくなるんじゃ。。。?


なんて考えていると、キットの望遠はこのレンズがね、オススメなんですよ、とYさんが持ってきてくださったのは想定していたダブルズームキットの望遠レンズではなく、ずっしり重い(←何度も言いますが超初心者目線ですw)XF18-55mmF2.8-4。

あ、高い方持ってきてくれちゃった(苦笑)、と内心思いながらレンズの取り外し方法も教わりながら改めてX-S10を持ってみます。


うん、しっかり持てる。安心感ある。


ファインダーをのぞいて、シャッターを切る。

ピピッ、カシャッ。


その時のわたしの印象では、シャッターを押した時の満足感や拡大したり縮小したりする操作は、このX-S10のほうに軍配が上がります。

(ちなみに、XF18-55mmについては先程X-E4でつけていたパンケーキレンズと同じF2.8だったからか『わぁ、やっぱり本格カメラはキレイなぁ』という月並みな感想で、Yさんのせっかくのオススメポイントがあまりよく分かっていませんでした。今ならもう少し良さを感じられるんじゃないかなぁ。あぁもったいない。)

そして、液晶画面もYさんがバリアングルを動かして

「これはね、液晶がきちんと隠すこともできるので保護カバーにもなるんですよ」

と表裏をくるくる返してくれるのを見ると、こちらの方がなんだか安心して扱えそう、とも感じます。ファインダーをのぞいたときにもひっくり返しておくことで液晶画面を汚さないですみそう、という点は意外と大きな魅力に感じました。


両方触ってみて、やっぱり両方それぞれに魅力的で悩みは一向に解消されないわたし。


Yさんから、「よろしければレンタルサービスもございますのでぜひ」と三つ折りのパンフレットをいただいて、その日はショールームを後にしたのでありました。



さて、お話は戻りますが、ショールームでわたしがYさんに2つのカメラについて色々教えてもらっている間ずっとコッコの相手をしていたオトさん、目を止めたものがありました。

オトさん曰く、昔気になっていたというFUJIFILMのカメラ、X30のリファービッシュ品。


オト:「見て、こういうのがある」

当時の価格を知るオトさんからすると相当お買い得価格だったようです。

メィ:「へぇ、FUJIFILMでもこういうのがあるんだー。そういえばAppleでも整備品販売あるよね」

オト:「いいなぁ。でもさすがに古すぎるか。。。X100シリーズでもないかなぁ」


そうだねぇ、とわたしは何の気なしに相槌だけ打ちましたが、後日、その『リファービッシュ品』の存在が思いもよらない出来事を引き起こすのです。


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