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撮るか、応援するか、どちらかにした方がいい。

 運動会シーズンですね。今日は、子ども×カメラとは少し違いますが、私の経験を書いてみようと思います。

 私は鴨川シーワールドのショーが大好きです。イルカショーはもちろん、シャチショーは迫力満点! 大きな体で豪快に水しぶきを上げ、観客をびしょぬれにするシャチのパフォーマンスは、思わず「お~っ」と声が出てしまいます。

 娘が小さい時には、動物園より水族館に行くことが多くありました。なぜか? それは魚がよく動くからです。とくに1歳から4歳ごろまでは、日中動きの少ない動物よりも、こまめに動く魚のほうが子どもの反応がよかった。5歳ごろからは動物園も楽しめますが、それまでは水族館のほうがお勧めです。それに、ほとんどの展示は室内だから、天候に左右されないのもいいですよね。

 今回、私も娘もショーを撮影する気満々でした。なので、イルカやシャチのジャンプをカメラに収めるべく、席を確保しカメラを構えました。ところが二人とも、イルカやシャチの華麗な姿に圧倒されて、なかなかシャッターチャンスをつかめません。ついついショーに見入ってしまい、レンズをのぞけないのです。

 同じことが、子どもの運動会でもありませんか? みなさんは 自分の子どもの徒競争、撮れますか?

 運動会には、たくさんのパパ&ママ(じじ&ばば)カメラマンの姿を見かけます。場所取りに始まり、三脚をセットして、お子さんの様子を撮影しようとする姿は真剣そのものです。でも、お子さんの雄姿を撮れているのかな? 私にはできません。ダンスや障害物競技等はまだしも、特に徒競争はついつい見入ってしまうのです。自分の子供でなければ、撮れます。でも自分の子供だと撮れない。つい声を出して応援してしまうから。

 ママ友のKさんは、運動会の徒競争の前になると、私に「お願い。娘を撮って。私にはムリ。」と声をかけてくれます。彼女も一眼レフを持っていて、運動会にはいつも持参しています。でも、徒競争になると応援に力が入ってしまい、写真が撮れない。実は彼女も、写真を撮ろうとしたことはあるんです。でも、写真はぶれていて中途半端、シャッターを切りながらの応援も中途半端。そんな経験から、娘の徒競争は応援に専念することに決めているようです。

 もし、あなたが子どもの応援のために写真がうまく撮れないのであれば、近くにいるお友達に写真をお願いしてもいいと思います。運動会の写真は、親じゃなくても撮れます。ほとんどの場合はプロのカメラマンが運動会を撮影していますしね。でも、応援はやはりパパやママがいい。子どもに届くぐらいの大声で「がんばれー!いけー!」って、パワーを送ってあげてほしい。

 話は戻りますが、シャチショーのシャッターチャンスを逃した私と娘は、リベンジすることにしました。1回見ているのでショーの流れは分かっている。シャッターチャンスも心得ている。今度はしっかりと撮れるはず、と考えたのです。お互い撮影に適した席を確保し、この日、2回目のシャチパフォーマンスです。ところが、シャチのご機嫌なのか、プログラムの都合なのか、1回目と披露してくれる技が若干違いました。さっきは見られなかった新技に、私はまた、いちいち「お~」と驚いて、拍手を送ってしまったのです。結果、シャッターチャンスを見事に逃しました。娘は…撮ると決めたら撮る人なんです。多少のプログラム変更は気にせず、今度は撮りきりました。ショーも運動会も、撮るか楽しむ(応援する)か、どちらかに決めたほうがいいようです。


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