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"読書"は嫌いでした。笑

読書嫌いな人に読んでほしいと思い書いています。

でも、読書嫌いがココに辿り着かないか、、、、、、笑

とは思うけど、気を取り直して書いてみます。

みなさん、小学校のときを思い出してください。学校の先生たちも、親も言ったことでしょう。

「マンガばっかり読んでないで、ちゃんとした本を読みなさい!」と

どうでしょう、皆さん読みましたか?

子どもの頃は、よほどのお勉強家でないと、文学なんて読まないですよね。

まあ、夏休みの宿題の読書感想文を書くためだけに無理やり読むか、強者は親に書かせるなんて掟破りな愚行に走っていた人もいるんじゃないでしょうか。

私もご多分に漏れず文学の読書は嫌いでしたね。

読むものといえば、趣味の天文がらみの雑誌とノンフィクションのたのしい書き物くらい。

幸か不幸か親に「マンガを読んだらアホになるから、絶対読むな!」と偏った(笑)教育を受けたおかげで、マンガを買ったことも、友達の家で読んだことも一度も無かった。

おかげで今でもマンガの読み方がわからない。絵を真剣に見てしまい、「ギャー!」やの「ワー!」まで、まじめに読んでしまう。笑

コマ割りもわからなくて、どう読み進めたらいいかわからない。なんてマンガ低次元な大人になりました。

まあ、それでも一応大学も出て、それなりの会社に就職できたので、まあ良しとしましょう。

しかし、私を読書好きにした出来事が起こったのです。

就職して15年が過ぎた頃、さまざまな事業的問題が発生し、会社の業績が著しく悪化したのです。

その頃、私は管理職に成り立ての勢いのある頃です。

同年代の連中は「俺たちがなんとか頑張って会社を立て直さないかん!」

皆がそんな想いを共有して、議論に明け暮れた覚えがあります。愛社精神を強く持てる良い会社だったことも幸いしました。

そんな想いを抱くと、やはり勉強意欲が湧くというもの。

各人がありとあらゆるビジネス本を読み漁るようになり、「おい、あれ読んだか?」なんて会話とともに、本の貸し借りが頻繁にされました。

こうなると読書嫌いなんて言ってる場合じゃありません。読まないと会社が潰れるなんて驕り高ぶり、勘違いするものです。「何が勘違いかって?」 微力どころか非力な若輩者たちに何かできるわけがありません。でも、皆で協力すればなんとかなるという一心でした。

そして、どんな本を読んでいたかと言うと、ビジネス本です。

例えば、TOC制約理論関連、そうですね、ゴールドラット博士のザ・ゴールシリーズなどは読破しました。併せてシナリオシンキング、マーケティングに関する本、会社の数字に関する本など、ありとあらゆるジャンルを読み漁りました。

結果的に会社は様々な施作でなんとか持ち堪えましたが、私個人にとっては良い機会を与えてもらったのではないかと思う。

その後、読書が生活の一部になるくらい活字に飢える日々が始まりました。若い頃、あれだけ避けてきた小説を読み漁りました。たびたび本屋に行くのも面倒なので、長編を好み、最低でも上下巻、できれば上中下巻ある小説を一度に何冊も買い込み、好んで読んだものでした。

読書に勤しんだのは39歳くらいから47歳くらいまででしょうか。なぜ47歳くらいかというと老眼が進み文庫本の字が見えなくなってきたんです。

こうなるといけません。活字からどんどん離れてしまいました。

でも、この読書経験は私に大きな変化をもたらしていたのです。

自分で言うのもなんですが、理系の私が、とにかく文章を書くことが得意分野となっていたんです。

先輩からは仕事で書いた文章を添削してくれと持ってくるし、様々なプレゼン資料の作成やweb文章の校正など苦も無くできるようになっていたのです。

今は別の会社で働かせてもらってますが、ブログや技術コラムなど全て私が執筆しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、一流コンサルタント会社も入って推進していますが、いつもさっさと仕上げて提出する私の文章を絶賛してくれています。

ここを読んでくれている方は、私がYouTubeをやっていることをご存知の方が多いとと思います。一応台本は書きますが、一度書き出すと、構成を改めて考えることはありません。書き直すこともほとんどなく、一気に書き上げることができています。

webライターでもやれば食っていけるレベルなのではないかと錯覚を起こしています。笑

考えてみれば、中学の頃に何度か短いおもしろ小話を書いて、友人たちがバカ受けしていたことを思い出しました。

それなりのセンスがあったかもしれないです。なんてね。

でも、その後の読書づくしの日々で言葉を覚え、言い回しを覚え、構成力を身につけたことは間違いないでしょうね。

何を言いたいのかまとめると、「若い時に無理やり読書しなければ!」など考えなくて良いと思っています。若い時は若い時にしかできないことが山のようにあります。そちらを優先して知見を広げる方が遥かに役立つし、その後読書に興味を持ったとしても、その理解力が経験に裏打ちされて何倍も有意義なものになると思います。

ただ、どこかのタイミングで数年間読書に勤しむ期間を持つことをお勧めしたいと思います。

きっとどこかであなたの力になってくれるはずです。