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思い | 相反する性格と私

自分の性格に振り回されていた人生

振り返ってみると、「外交的で刺激が大好きな私」と、「内向的で繊細な私」という相反する2つの性格に振り回されてきた人生だった気がする。

集団や人混みは、人の話し声や匂いなど刺激が多くて疲れてしまうはずなのに、しばらくその環境に触れていないと恋しくなってしまう。
でも、いざ人混みの中に入ってみると、情報過多・刺激過多で疲れがちなのだ。
何回経験しても、性懲りも無く刺激を求めて自滅しているのである。

相反する性格を持っていることに気がついた大学生活

なんでこんな相反する性格に気が付いたかというと、大学生になりいろいろな環境に身を置いたことで、自分の心の声が大きくなってきたからなのだ。

大学生になったことで起きた変化

高校生までは、部活動一本の生活をしていたので、その分、やることや目標が決まっていて楽だった。まさに、猪のような生活だった。
しかし、大学生になり4つのサークルと複数のアルバイトを経験し、いろいろなパターンの人種・集団と関わったことで、猪のような生活とは正反対のさ迷いだらけの生活が始まった。

この結果、自分の中の相反する性格に振り回されることが増え、「私って、相反する性格を持っていたんだ」ということに段々と気がついていった。
正直、大学生になるまでは、自分は「なんでも挑戦してなんでも吸収して、超鈍感な猪」だと信じきって疑いもしなかった。しかし、大学生になって、そんな幻想は勝手に崩れ去っていったのである。

刺激が好きで成長したい私

まず、相反する性格の1つである「刺激が好きで成長したい私」から振り返ってみようと思う。
「刺激が好きで成長したい私」は、以下の特徴を持っている。

  • 新しいことがしたいし、新しいことをするのが大好き

  • 知らない世界を教えてくれる人が大好き

  • 現状維持はつまらない

  • 人の得意分野を見て、自分のものにしたくなる

  • できないことを知ることで、向上心が湧く

  • 指摘は栄養剤

こんな性格を持った私は、とにかく色々なことに挑戦し、新しい環境に飛び込もうとする。
実際に、大学生活始めたての時に、単なる興味と好奇心で、4つのサークルに同時に入っていた。
その結果、たくさん刺激があって充実はしているものの、のちに書く「保守的で繊細な私」が泣くことになる環境に囲まれるようになった。

保守的で繊細な私

次に、相反する性格のもう1つの要素である「保守的で繊細な私」を振り返ってみようと思う。
「保守的で繊細な私」は、以下の特徴を持っている。

  • 知らない環境、今と違う環境に身を置くことに、一定の怖さを感じる

  • 情報が多いと、情報過多で心がフリーズする

  • 人と比較してできない自分に落ち込む

  • 人の仕草を見て、その裏にある思考を想像して疲れてしまう

  • 相反する複数の情報があるときに、どっちを取ろうと悩んでしまう

こんな性格を持った私は、外部環境からストレスを受けることが多く、見慣れた場所で見慣れた人と見慣れたことをしようとする。
実際に、大学生中盤の頃に、自分の好きが確立してきたことで、違うなーと感じる人や環境からは離れ、いつも同じ人とつるむようになった。
その結果、ストレスは少なく、分かり合えることの喜びも感じられる環境でぬくぬくと過ごすようになった。

相反する性格が衝突する時

さて、こんな2つの性格が合わさった時に、何が起きるのだろうか。
それは、とても大きな大きな「衝突」である。

「刺激が好きで成長したい私」が選んだ環境が、ある時から「保守的で繊細な私」にとって苦痛でしかない環境へと変化する。
しかし、また「メンタルがいい感じ〜」というタイミングが来ると、「保守的で繊細な私」にとって安心できた環境が、「刺激が好きで成長したい私」にとってつまらない環境へと変化する。

このように、相反する性格が交互にくることで、今まではあっていた環境が合わない環境へと即座に変化してしまうのである。
そして、この変化のタイミングは、いまだに自分でも理解ができていない。
つまり、ある日突然、新しい世界の自分がやってきて、「やだー今の環境ストレス/つまらない」と今の自分に言い寄ってきているようなものだ。

本当にこの性格の扱い方は難しい、、

どちらの私も大切にしたい

今まで、相反する自分の性格について語ってきたが、私は、「刺激が好きで成長したい私」も「保守的で繊細な私」も大切にしたいと思っている。

「刺激が好きで成長したい私」がいるおかげで、日々新しいことに挑戦して成長することができたし、いろいろな種類の知り合いがと巡り合うことができた。
また、「保守的で繊細な私」がいるおかげで、人の気持ちに気がついて寄り添えたり、アルバイトで先読みして仕事を進めたりすることができた。

このように、相反する性格には、それぞれの良さがあり、その良さの量どりをできることは素晴らしいことだと思う。
だからこそ、自分のこの相反する性格に対して、「振り回される」態度ではなく「活用する」態度で関わっていきたいと思うのだ。

でも、まだ相反する性格の活かし方は模索中なんです

こうやってつらつらと決意めいたことを書き連ねてきたが、こうは言っても相反する性格の活用の仕方に関しては、まだ見当もついていない。
ちょっとばかり、これってHSS型HSPなのでは?と思ったりもするが、別に大して詳しくも無いし分からんなああというのが本心である。
こんな私はきっと、まだまだしばらくは相反する性格に振り回されっぱなしであろう。

しかし、こうやって現状の自分を見つめ直すことで、言語化することで、発信することで、少しずつでも変わることができるんじゃないかなと期待をしている。

来年は、社会人1年目だ。新しい環境でうまく相反する性格を活用して成長していきたい。

オワリ

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