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ユナサポ、鹿児島レブナイズを観戦する

カメたびです!
これから体験や記録をnoteに書いて行けたらと思います。よろしくお願いします。



さて、タイトルの通り筆者はユナサポ(=鹿児島ユナイテッドFCのサポーター)です。ホームゲームは基本全部行き、アウェイに数試合。くらいのサポーターです。

そんな私が先日鹿児島アリーナで開催された鹿児島レブナイズの試合を観戦してきた感想や、気になったこと、(ありがちですが)Jリーグとの違いなどを書いてみようと思います。

レブナイズと私の距離感

気になっていながらこれまであまり触れずに来た「鹿児島レブナイズ」。
私が試合に行くまでに知っていたことと言えば、「少し前はチーム名が違った」「経営危機に陥っていた」「2,3年前東京のIT企業が買収して結構いい感じに成長してきている」「AJという外国籍選手がいる」くらいです。そんなに何も知らないわけというわけではありませんが、ぼやっと概要を知っている程度です。

もちろんこれまで何度も「レブナイズの試合も行ってみたい」と思うことはありましたが、なかなか実際には行くこと叶わず。今回は前日に思いついて、当日チケットを買って見に行くことにしました。言ってしまえば、「三連休中日、別用のついで」でした。

いざ、鹿児島アリーナへ!

その前に、チケットを買うときのことを書いておきます。
まず、HPでチケット情報を確認すると、値段と席種がわかりました。ただ、チケットは紙なのか?QRなのか?(最後まで手順を踏めば分かるのですが)や、行ったらどこで何を提示すれば良いのか(行けば分かるのですが)、事前に脳内シミュレーションをせずにはいられない筆者にとっては、少しだけ未知の情報というのもこの段階ではあったなと思います。

ちなみに、「初めてだし、全体が見えたほうが良いかな」と2Fスタンド席を購入したのですが、購入後クラブスタッフの方から電話があり、話的には「客が多く2F席が混むので(?)、1F席にしてもいいけどどうする?」という話でした。正直どこが良いのかも分からない上突然の連絡だったので狼狽えました(笑)が、「せっかくなら近いほうがいいかも」と、1F席に変更させていただきました。

一応Jサポのため自由席における「場所取り」の重要性は心得ておりますので、一般券で入場できる15:30過ぎには会場の鹿児島アリーナへ向かいました。

個人的には数年前に新日本プロレスの興行を見に来た時以来です。

会場は鹿児島アリーナ。おそらく、現在鹿児島で最も設備が整った屋内会場の一つでしょう。
天文館や鹿児島中央駅からバスで約15分、中草牟田で下車します。3号線方面へ行くバスは基本的にすべて停車するため、便数は問題ありません。

会場に着くと、まず一般チケットのレーンに並び、受付のブースでチケット購入時に出てきたQRコードを提示します。
チェックが完了すると、紙チケットが交付され、中に進むことができます。

購入後表示される画面です。別に届くメールに添付されたURLからも開くことができます。
受付でスタッフさんに見せます。
QRコードを読み取ってもらい、紙のチケットをもらいます。

入場!

アリーナの扉をくぐり、トンネルのような空間を抜けると明るく華やかなコートが眼前に広がります!Jリーグの会場でコンコースを抜け、スタンドに入るあの瞬間と同じでとてもワクワクします。

試合前~試合開始まで

推しを見つける

場所を確保したら、グッズを見に行きます。一度アリーナを出ると再入場の際、紙のチケットが必要なためしっかり携行しましょう。
「まだ推しの選手とかいないし、選手モデルのタオルは買えないよな…」と思い、チーム名が書かれた普通のバナータオルを購入。
2,000円につき1枚、トレカが引けるということで、引いたのがこちら

入口には選手の等身大バナーが展示されています

#9 藤本 巧太選手でした!
ほとんど選手を知らないので、きょうの試合は藤本選手に注目することにしました。

ウォーミングアップ

グッズ売り場などを散策し、試合開始の1時間半前くらいに席に戻りました。選手がアップのためにコートへ現れます。この時間はまだお客さんも多くはなく、ゆったりとした印象でした。

写真撮影やお客さんとのやり取りに応えるれぶにゃん

1F席は、前3列目までが指定席、4列目以降が自由席になります。
まだ会場が試合モードになる前にはクラブの応援リーダー・れぶにゃんが場内を周り、ファンサービス。
最前列は違い触れ合えるくらいの距離感なので、まだ空いている時間は結構手厚めのファンサももらえるようです。

大きい選手は200cmを超える身長があり、そのプレーぶりはさすが迫力満点!

アップももちろん間近から見れます。

応援練習

試合開始の30分になると、チームのチアリーディングチーム「レイベス」がコートに登場。アリーナMCのMBCアナウンサー・岡田 祐介さんも交え、攻撃/ディフェンス時のコールの仕方、ハーフタイムなどでレイベスが踊るダンスに合わせだダンスの振り付けなどのレクチャーが始まります。

そして、試合にメンバー入りした選手の名前が読み上げられ、レイベスの花道を抜けコートイン。続いてスターティングメンバーが現れ、試合が始まります。推しに決めた藤本選手もスターターに入り、少しテンションが上ります。

試合開始!

サッカーでは試合開始のことを「キックオフ(KICK OFF)」と言いますが、バスケでは「ティップオフ(TIP-OFF)」となります。試合は10分×4Q、2Qと3Qの間に少し長めのハーフタイムがあり、トータル約2時間で終わります。

この日の試合は序盤はアウェイの立川ダイスが優勢に試合を進め、シュート精度にも苦しんだ印象ですが#32武藤 修平選手の正確な3Pなどで追い上げ前半を終えました。
ハーフタイムや各クォーター間の時間、タイムアウト時などでキビキビ魅せるレイベスのパフォーマンスも会場を盛り上げました。
そして終盤発表された入場者数は【3,251人】で、クラブ史上最多更新とのこと!そこにたまたま居合わせたことも嬉しかったですが、これからもっともっと増えていくんだろうな、とも感じました。

熱くコートサイドで戦うカレロHC。終盤は少しヒートアップするシーンも

一時はセーフティリードか?とも思われた終盤も、火花散る接戦にややファウルの判定も増え、ヒートアップとともに少し会場がナーバスな雰囲気にもなりかけましたが、#23AJ選手のダイナミックなプレーも見られ、最終的にはオーバータイム(延長戦)の熱戦を制し、見事勝利で終えました。

試合終了

試合が終わると、選手・スタッフが整列して挨拶をし、ゲームデープログラムに印刷されたQRコードからMVP選手の投票が促されます。即座に集計が行われ、当日の冠スポンサー・株式会社Wizの山崎CEOからMVPに選ばれた#23 AJ選手にMVP賞が贈られました。このリアルタイムで参加している感じも楽しくて良かったなと思います。

感じたこと(サッカー観戦との比較も含めて)

初のレブナイズ観戦は、勝利・延長戦の熱戦・過去最多入場者数と初めてにしては出来過ぎなくらい良い試合でしたし、その分の体験をさせていただきました。
以下に私個人が感じたことを、普段よく行くJリーグとの比較という視点も踏まえまとめてみました。

観戦環境(屋根・空調)

ありきたりですが、屋外が基本のサッカーと比較するとこの点はやはり非常に大きかったです。
ひとたび会場に入ってしまえば当然天気の心配や気温の変化もないですし、風も吹きません。常にその時に快適である環境に整えられているというのは屋内競技の大きなアドバンテージでした。
飲食については会場外にキッチンカーが数台出ていましたが、あまりアリーナ内で飲食をしている方は見かけませんでした(場外で済ませて来られるのかもしれません)。

エンターテインメント性①(イベントとして)

アリーナならではの演出が数多くありました。迫力ある音響や途切れることのない試合・チアパフォーマンスなど、常に飽きることのないエンタメがコートでは起こり、むしろお手洗いに立つタイミングを迷うほどでした(笑)

サッカーは専用スタジアムもありますが、バスケはどこでやっても専用アリーナ。客席とコートは非常に近く、大柄の選手たちが右へ左へ駆ける迫力は相当なものがありました。

応援について
また、Jリーグでは一般的に各チーム30人前後の選手が在籍し、チームによっても異なりますがそれぞれに応援歌(チャント)があります。チームチャントも含めれば、そのバリエーションは相当数。一方、バスケの試合では攻撃時は「GO!GO!レブナイズ!」など、守備時は「ディーフェンス!」のほぼ2,3択。試合前の応援練習も相まって、初めての来場者も全く問題なく応援に入ることができます(ただし、常時続くのでやや疲れる時間もありました)。さらに、応援は上記の通り簡単なコールが中心になるため場内の音響とMCの掛け声に合わせ、クラブ主導で行われます。サポーター先導のサッカーとはまた違う文化。

少しファウルが増え試合がやや荒れ気味になった時間もあり、少し会場側から声が漏れるシーンもあったものの、基本的には上記のコールが繰り返され、会場全体に嫌な雰囲気が広がることはありませんでした。
サッカーに置き換えても、あまり慣れていないお客さんにとって横のおじさんの野次は「次の来場」という非常に大事な行動に影響しかねないことですので、これは素晴らしいと思います。

エンターテインメント性②(競技の特性)

エンタメ性の大きな要因には、競技上の特性もあります。サッカーでは我慢して1点、または0-0で終了という試合がざらにあります。が、バスケでは少なくても4,50点くらいは片方に入る競技。コート上では絶え間なく攻守が入れ替わり、そして高確率でシュートまで至ります。
つまり、歓喜するポイントがゲームの中に数多くあるということに繋がります。私自身、ユナイテッドの試合に初めての友人を誘う際は「頼むから、負けても1点は取ってくれ…」と願うものです。そこにいる全員で喜び合う瞬間こそが、スポーツ観戦の醍醐味でもありますからね。

また、バスケットボールにも様々なルールがあり、特にファウルなどについては「今なぜ試合が止まったんだろう」とか「なぜ今フリースローが与えられたのかな?」と思うことも初心者にとっては多かったですが、アリーナMCの岡田アナが都度に「誰のどのようなファールでFT何投」というふうに説明を入れてくれるため、初めてでも「そういうことか」となりやすいと思います。

ファン層

これも行って気付いたことですが、特に前列のほうに女性のファンが多いなと感じました。
きっと熱心なファンで、色々な応援グッズを用意して来られている方や、私が「ちょっと浮いてしまうかな?」と思って持って行かなかったような大口径ズームレンズをつけた一眼カメラを持っている女性ファンも多かったことも驚きでした。
もちろん他にも老若男女様々な方が観戦に来られていて、ルールに疎い我々が「今の何だろうね」と話していると前列の方が教えてくださったりして非常にフレンドリーな雰囲気だなと思います。

終わりに

この日の試合も勝利で終え、観客動員も過去最多を記録するなど今まさにアツい鹿児島レブナイズ。
屋内の見やすい環境で、プロのハイレベルな試合を見られる状況が鹿児島にあることを非常に嬉しく思いましたし、これからも応援していきたいと思いました。
揺れる県のスポーツ・コンベンションセンター構想もレブナイズにとって無縁ではなく、同じくスタジアム問題に揺れるユナイテッドと共にコート外での課題はありますが、ともに鹿児島を代表するプロスポーツクラブとして、より鹿児島での存在感を増していってほしいなと思うところでした。

会場を後にしたのは20:30過ぎでした。運営の皆様お疲れ様でした。


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