見出し画像

【カンボジアニュース】上川外相のカンボジア訪問、首相との会談でリアム海軍基地にも言及


7月5日に到着した上川外務大臣は、日本時間の6日午前、カンボジアの首都プノンペンでフン・マネット首相と会談しました。

この中で上川大臣は「両国の連携分野は着実に拡大しており、今後は人材育成や日本の技術活用に重点を置いて協力していきたい」と述べています。そして、上下水道や港湾施設の整備、デジタル、安全保障など幅広い分野で協力し、戦略的なパートナーシップを深めていくことを確認しました。

マネット首相からは、上川大臣の訪問を歓迎する旨述べるとともに、長年にわたる日本政府・日本国民からの支援に感謝する、「包括的戦略的パートナーシップ」の下で、両国間の協力をさらに発展させていきたい旨のコメントがありました。また地雷処理については、日本のこれまでの支援に謝意を示したうえで、同様の問題に直面するウクライナをはじめとする第三国の支援を日本と連携して行いたいという考えを示しました。

このあと上川大臣は、フン・マネット首相の父親で、前首相のフン・セン上院議長やソク・チェンダ・ソピア外務国際協力大臣とも会談し、関係を強化していくことを確認しました。

日本側からは、中国艦船の継続的寄港によってアメリカ等からの懸念が報道されているリアム海軍基地についての言及もありました。外務省の発表によると、首相との会談において上川大臣からは「安全保障分野においては、海上自衛隊のリアム基地寄港を含め協力していきたい」旨の言及がありました。これに対しマネット首相は「日カンボジア間の安全保障分野における協力の進展を歓迎しており上川大臣の発言に同意する、海上分野も重視している、この分野でも日本と協力・連携を強化していきたい」と述べたとのことです。

マネット首相のFacebook公式アカウントにおける会談要旨には、リアム海軍基地に関する言及は確認できていません。

リアム海軍基地に停泊する中国軍艦艇

当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?