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【カンボジアニュース】タイで発生した韓国人コンクリート詰め殺人事件の犯人をプノンペンで逮捕

隣国タイで韓国人が誘拐され、パタヤ郊外の貯水池でコンクリート詰めの遺体で発見された事件で、容疑者の1人Lee Yong Jinがプノンペン都内の住居で逮捕された。残る1人の容疑者Kim Hyeonng Wonは現在も逃走中。

カンボジア当局に拘束されたLee Yong Jin容疑者


タイ警察によると、被害者は先月30日にタイに入国した。その後今月7日に犯人から被害者の母親に電話があり、「息子が麻薬を捨てて我々に損害を与えたので、300万バーツ(約1300万円)を身代金として支払え。支払わなければ息子は殺されるだろう」と身代金を要求したため、母親は在タイ韓国大使館に通報し捜査が行われていた。

警察が防犯カメラ映像を分析した結果、今月3日午前2時ごろ、容疑者2人が被害者をレンタカーに乗せてパタヤに行き、別のピックアップトラックに乗り換える様子が確認された。また、容疑者がパタヤの貯水池近くの宿泊施設に滞在し、4日夜9時ごろ、このピックアップトラックが荷台に黒い物体を積んで宿泊施設を出て貯水池の近くに向かい、1時間後に宿泊施設に戻っていることが判明。警察は11日に貯水池でダイバーによる捜索を行い、コンクリート詰めになったプラスチックドラムから被害者の遺体が発見された。遺体の手の指が10本全て欠けており、生前に拷問されていた可能性がある。

貯水池で発見されたプラスチックドラム

警察は防犯カメラ映像を分析し、この車に乗っていた一行が、事前にプラスチックドラムとロープを購入していたことを確認し行方を捜索していたが、そのうちの1名が今回逮捕されたことになる。

容疑者がロープなどを購入している監視カメラ画像

カンボジアと近いパタヤにおいては、日本人を含めた犯罪者の目撃情報も多く、陸路国境での移動も頻繁だと言われている。

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