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【カンボジアニュース】シンガポール史上最大の30億ドル資金洗浄事件の犯人が、カンボジアと日本に強制送還
シンガポール政府入国管理庁(ICA)が6月2日に発表したところによると、シンガポール最大の30億ドルのマネーロンダリング事件で有罪判決を受けた犯人のうち、更に3人の男性が国外追放されました。3人はいずれも中国福建省出身で、複数の国のパスポートを持ち、シンガポールへの再入国を禁止されています。カンボジア国籍のSu Baolin(42歳)とキプロス国籍のSu Haijin(41歳)は、それぞれ5月25日と28日にカンボジアへ強制送還されました。また、トルコ国籍のVang Shuiming(43歳)は6月1日に日本に強制送還されています。
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裁判所の文書によると、Vangは中国、バヌアツ、トルコのパスポートを所持しています。ICAは4月に「(受刑者の)国外追放場所は、その外国人の有効なパスポートに基づく入国許可によって決まる」と述べていましたが、どのパスポートを利用し、なぜ日本に向けて強制送還されたのかは不明です。
ICAの広報担当者はストレーツ・タイムズ紙の取材に対し、「30億ドルのマネーロンダリング事件に限って言えば、有罪判決を受けた人々は刑期を終えるとすぐにできるだけ早く飛行機で国外追放された」とコメントしています。ICAによると、彼らは国外追放のため刑務所から直接空港に連行され、所持品を取りに自宅に戻ることは許可されなかった模様です。これら3人に先立ち、5月6日には、Su WenqiangとWang Baosen(ともに32歳)が13カ月の刑期のうち約8カ月半を服役した後、カンボジアに強制送還されていました。
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今後の動向ですが、14件の容疑で起訴されているバヌアツ国籍のSu Jianfeng被告(36歳)は、今後6月6日に有罪を認める予定です。また、マネーロンダリングの容疑2件に問われているキプロス国籍のWang Dehai容疑者(35歳)も6月7日に有罪を認める予定とのことです。
今回の事件では、犯人や容疑者の多数がカンボジア国籍を保有しており、刑の執行後の強制送還先ともなっていることに注目が集まっています。カンボジアでは過去に、カンボジア国籍を取得した北朝鮮人による活動が、国連制裁との関係で注目を集めたこともあります。関係者によると最近では、日本人が同様にカンボジア国籍を取得している事例が複数存在すると言われています。
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