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【日本とカンボジア】海外での天皇誕生日祝賀レセプションとは


天皇陛下の誕生日をお祝い申し上げるとともに、陛下のご健勝と皇室の弥栄をお祈り申し上げます。

カンボジアにおいても先週はプノンペン、今週はシェムリアップで、日本のナショナルデーとしての天皇誕生日祝賀レセプションが盛大に開催されました。カンボジアに長く住み、そうあるものだと無意識のうちに認識し参加していましたが、ふと気になったので、ナショナルデーの由来について調べてみました。

世界の大半は建国、独立、革命といった国の創立に関わる日をナショナルデーと定めており、アメリカやカンボジアなども独立記念日を選択しています。タイやオランダ、デンマークなどは少数派で国王誕生日です。イギリスは国王「公式」誕生日を設定していて、代替わりしても日にちは固定なようです。一説には国王誕生日が寒い時期だと嫌がる意見があり、温暖な時期に固定したとか…。

世界各国のナショナルデーの由来

以下、中曽根内閣における政府答弁書等を参考に日本のナショナルデーである天皇誕生日についてまとめてみました。
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在外公館においては、天皇誕生日が日本のナショナルデーとして祝われています。ナショナルデーは、主として外国との関係において、相互に国家と国民の繁栄等を祝し合う日と考えられていますが、その慣習が国際的に始まった時期は明らかでないようです。

在外公館においては、その国の政界、官界及び財界の要人、報道関係者、外交団並びに在留邦人等を招待してレセプションを行なっており、任国における重要な外交活動の場の一つとなっています。

天皇誕生日を日本のナショナルデーとする法令の規定はなく、長い間慣行として行われているものですが、それが始まった時期、経緯等は必ずしも明らかではありません。

政府としては、天皇誕生日を日本のナショナルデーとしていることは現行の憲法下においても定着しているので、これを変更することは考えていません。
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中曽根内閣の政府答弁書


シェムリアップでのレセプションにおいては、もうすぐカンボジアを去られる川口領事事務所長のご挨拶もありました。カンボジア和平が現実味を帯びた頃に入省され、内戦後はじめてとなる久方ぶりのカンボジア語専門官となりご活躍され、最近ではフン・セン前首相の著書を翻訳されました。領事事務所開設以来、2人続けてカンボジア語専門の方が所長でしたので、次も色々とカンボジアの昔話が聞ける方が着任されることを期待しています。

「カンボジアの10年の歩み」フン・セン著/川口正樹訳

ちょうど良いタイミングで、陛下が即位された際の大嘗祭で供納されたお米「とちぎの星」で醸した純米酒「四季桜」を、頂戴しました。今日はこれを飲んでお祝いしたいと思います。

とちぎの星を醸して作られた四季桜


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