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【カンボジアニュース】マオ・ソパン国軍副司令官の日本訪問


日本訪問中の国軍副司令官兼陸軍司令官マオ・ソパン大将は、統合幕僚長の吉田圭秀陸将と陸上幕僚長の森下泰臣陸将、そして木原稔防衛大臣を表敬しました。

陸上幕僚長の森下泰臣陸将表敬
統合幕僚長の吉田圭秀陸将表敬
木原稔防衛大臣表敬

今回の表敬で吉田統合幕僚長からは「ハイレベル交流が継続的に実施され、PKOやHA/DR(Humanitarian Assistance/Disaster Relief:人道支援/災害救助)分野を始めとする防衛交流が進展していることを歓迎するとともに、更なる日カンボジア防衛交流の活発化に期待を寄せている」旨の発言が発表されています。

また陸上自衛隊の富士学校を訪問するなど四日間の滞在中活発に活動していたようです。

昨年2023年2月には当時陸上幕僚長だった吉田圭秀陸将がカンボジアを訪問し、フン・マネット司令官(現首相)との間で協力関係の覚書に調印しています。また2022年4月には、統合幕僚長の山崎幸二陸将もカンボジアを訪問するなど、両国の往来は頻繁に行われています。

吉田圭秀陸将がカンボジアを訪問し、フン・マネット司令官(現首相)との間で協力関係の覚書に調印(2023年)


統合幕僚長の山崎幸二陸将によるフン・セン首相表敬(2022年)


また、今まではハノイの防衛駐在官がカンボジアを兼任していましたが、本年度からカンボジアに防衛駐在官を常駐させることが決定されており、一等陸佐が派遣される模様です。

防衛駐在官の派遣状況(防衛省)

先週カンボジアを訪問した上川外相によるマネット首相表敬においては、「安全保障分野においては、海上自衛隊のリアム基地寄港を含め協力していきたい」旨を上川大臣から伝えています。中国一辺倒とも言われている最近のカンボジアの軍事協力において、日本も様々なアクションを起こしていることが窺え、巻き返しが注目されます。

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