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【カンボジアの歴史】ポルポト派の教科書

旅を続け調査をする中で、ポル・ポト派の出版した教科書を手に取る機会がありました。また、これらの教科書を執筆したご本人からお話を聞くことができました。教育を否定し学校を閉鎖したポルポト派ですが、幹部子女や側近の少年兵の教育を目的として、独自の教科書を作成していたことを初めて知りました。

印象深かった点を紹介します。

「カンボジアの総人口は1976年には770万人で、(政権末期の)78年には840万人に増加。その後79年から80年にかけてベトナムによって250万人以上が虐殺された、このまま続くとカンボジア人は絶滅してしまう」と書いてあります。このようなプロパガンダ教育が30年前まで行われていたんですね。

歴史的資料として紹介しており、教科書の記述内容に同意していないことを念のために付記します。また、カンボジアに平和を築いたその後の政権に敬意を表します。

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