![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146005694/rectangle_large_type_2_f746b53eabe2ff1b4b34eafe28f0a224.png?width=1200)
胃がんです、と言われたら…?(胃がん④‐1胃がんの進行度(ステージ))
いざ、たまたま受けた胃カメラで、胃がんと診断されたら…
検査でステージを決めて、治療へと向かっていきます。
今回は胃がんの進行度(ステージ)、決め方を見ていきます!
〇胃がんのステージ(進行度)とは
胃がんだけではなく、癌のステージには、
4段階あります。
ステージⅠ~Ⅳ(1~4)の4段階です。
なぜローマ数字で表記するのかは、謎です笑
なんかかっこいいからですかね?笑
知っている人いたら教えてください。
ステージはⅠ(1)が軽く、Ⅳ(4)がより重いとされています。
これを決定することで、行う治療法や予後(寿命)が変わってきます。
細かく見ていくと、
手術前の検査項目で内視鏡検査やCT検査に基づく臨床分類として、
臨床的(clinical)ステージの略語であるcをつけて、
cStageⅢなどとカッコつけてカルテに記載します。
これは、手術前で臨床的にステージ3だと診断しました、
ということを表します。
これに対して、胃がんが手術で取れるということがわかり、
摘出術後に病理検査結果に基づく病理分類として、
病理学的(pathological)ステージの略語であるpをつけて、
pStageⅡなどと記載します。
これは、手術後に実際に取り出した病変部(がん本体)とリンパ節を
病理医が顕微鏡でがんが実際どの程度浸食しているか、
リンパ節に飛んでいるかを見てみたところ、病理学的にステージ2と
診断しました、という意味合いです。
〇ステージ(進行度)の決め方
具体的には、ステージは、以下の3項目で決定されます。
胃がんの深さ(深達度、T:Tumor(腫瘍))
リンパ節転移の程度(N:lymph Nodes)
遠隔転移(遠くの臓器に転移している、M:Metastasis)
これを、各項目の頭文字をとって、TNM分類と言います。
各項目に対して、基準となる所見が決まっています。
胃癌取り扱い規約というものがあり、
それに実際の所見を当てはめて、分類を決めていくのです。
次に、各項目について、詳しく見ていきましょう。
ここまでで結構お腹いっぱいなんですけど。。。
っていう人は多いですよね笑
実は自分もかなりお腹いっぱいなので、
次回に持ち越します笑
次回はTNMの更に詳しい解説もしていこうと思います。
次回もお楽しみに!
ではまた!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?