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頭をすっきり働かせたい!-PS(ホスファチジルセリン)

 「人間は考える葦である」

 フランスの哲学者パスカルの有名な言葉ですね。

 「人間は自然の中では葦のように弱い存在であるが、人間は頭を使って考えることができる。考える事こそ人間に与えられた偉大な力である。」という意味です。

 我々現代人は、昔に比較すると考える時間が少なくなった、または考えることが苦手な人が多くなった、と言われます。戦後以降の詰込型教育や、日々の仕事の忙しさ、メディアの多様化、情報の氾濫等、いくつかの要因の結果だと思われます。

 しかし、今からでも遅くはありません。歳を取っても大丈夫です。

 頭は使えば使う程、より考える力を発揮するのではないでしょうか?

 今回は、頭をもっと働かせたい人のための記事です。

1.大脳の構造

 人の大脳は、大きく大脳皮質(灰白質)白質大脳基底核に3つに分かれています。

人の脳の断面図:外側の灰色部分が灰白質、内側の白い部分が白質
Wikipediaより転載

 このうち大脳皮質と大脳基底核は、脳神経細胞で構成されています。大脳皮質は知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司り、大脳基底核は運動調節、認知機能、感情、動機づけや学習など様々な機能を司っています。

 脳神経細胞の7割程度は脂質の一種であるリン脂質で出来ていて、脂質二重層を形成して細胞膜の主要な構成成分となるほか、神経細胞間のシグナル伝達にも関わります。大変重要な役割を担っています。

細胞膜の脂質二重層
Wikipediaより転載

 リン脂質は、さらにホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン等数種類に分類出来ます。

2.ホスファチジルセリンとは?

 その中で、今回ご紹介したいのは、その中のホスファチジルセリン(以下「PS」)です。

 PSは、専門的にはジグリセリド-3-リン酸のリン酸基に対して、セリンが結合した化合物です。それでこの名が付いています。

 セリンは、代謝に関して重要な役割を負っていて、酵素にも含まれるようです。従って、セリンの化合物であるPSが、如何に体内で重要な物質なのか、お分かりになるはずです。

 ※Wikipedia:「セリンの機能」

  ◇参考「酵素のまとめ」

 ヒトの細胞の細胞膜は、細胞の種類を問わずリン脂質を中心とした二重層で出来ているようです。この二重層にPSは10%~20%含まれていて代謝の重要な役割を行っています。

 中でも特に重要なのは、前述したように大脳の脳神経細胞にもPSが存在し、脳神経の代謝を行っており、その比率は約18%だそうです。

 しかしながら、PSの体内での生成は、加齢とともに減少していきます

 そのため、PSを食物から摂取する必要があります。PSを最も含む食物は大豆(ダイズレシチン)です。下図のように、他の食物よりも圧倒的にPSを含んでいます。他では肉類に含まれていますが、乳製品や野菜にはごく少量しか含まれていません。

食品のPS含有量
Wikipediaより転載

 従いまして、食事が偏っている人はPSが不足しがちになりやすいようです。そのような方は、加齢により記憶力が衰えたりしやすいのです。PSの不足が高齢者の認知症に繋がっているのではという見方もあります。

 また、PSの不足は、諸々の精神疾患に繋がっているという報告例もあります。米国では1950年代からPSの研究が進められて来て、次のような精神疾患に効果が見られたという臨床報告例もあります。

 アルツハイマー型認知症
 脳血管縮小型認知症
 加齢に伴う記憶力低下
 抑鬱症
 てんかん
 ホルモン分泌障害
 注意欠陥・多動性障害 等

 ※参考 日油株式会社 健康専科サイト

  PSは、米国では随分前からサプリメントとして販売されており、サプリメントによって前述の精神疾患の改善があったという報告もあるようです。

3.PS+テアニン

 CALSEEDでは、2015年3月からPSに着目し、サプリメントとして販売してきました。高齢者だけでなく、子供を含む幅広い年齢の方からご利用いただいていて、高い評価を受けて来た人気トップのサプリメントです。驚くべきは、「子供に食べさせるようにしたら学校のテストの成績が良くなった」という使用後の感想もあったことです。 

CALSEEDSHOP:「PS(ホスファチジルセリン)+テアニン」

 CALSEEDでは、PSに、心を落ち着かせる効果があると言われているテアニンも含めています。前述のような精神的な不安がある方は、一度お試しいただいたらいかがでしょうか。

 ◇CALSEEDSHOPオンライン公式

   ◇CALSEEDSHOP-ヤフーショッピング

 最後までお読みいただきましてありがとうございます。

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