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【息ぬき音楽エッセイvol.26】King KruleとYouTube by 村松社長

みなさまこんにちは。カロワークスの村松社長です。
関東地方もついに梅雨明け、本格的な夏がやってきますね。今年は「歴史上最も気温の高い夏」になるかもしれないそうで…。社長は地球が心配です。みなさまも水分&塩分補給をお忘れなく!

さて今回は暑いのでサラッと軽めの話題でございます(暑いというのは言い訳)。
ご紹介するのはKing Kruleさん。本名アーチー・イヴァン・マーシャルさん、1994年生まれ、イギリスのミュージシャンです。
15歳頃「Zoo Kid」名義でインターネット上に自作の曲を発表し始め、2013年のファーストアルバムで世界的に注目を浴びるようになりました。

社長もちょうどファーストの頃この動画で彼のことを知りまして、なんとも言えない文化祭感と「ロンドンの悪ガキが音楽やってみました」感、観客のまばらな拍手などに、なぜか一目惚れしてしまったのでした。

King Krule「Rock Bottom」Brooklyn Bound

そんな彼も今や一児の父となり、今年ニューアルバム『Space Heavy』を発表しました。シングルとして発表されたこの曲↓はMVの監督も彼自身がつとめているそうです。

King Krule「If Only It Was Warmth」(2023)

音楽だけではなく映画や文学などにも造詣が深いキング・クルールさんは、毎回MVも実験的なのでぜひ注目していただきたいのですが、実は彼の非公式動画の中に、社長がベストラブなものがありまして…

動画を作った方はDavid Dean Burkhartさんという方で、ご自身も音楽活動をされているようなのですが詳しいことは不明です。YouTubeやSpotify、Twitterなどでお気に入りの曲を紹介(しかもすごい頻度で)してくれる方なので、社長はあらゆる場所のアカウントをフォローさせていただいております。

YouTube上で、最近は曲の紹介だけになっているようですが、以前は古い映像素材(フッテージ)を編集してオリジナルのMVを作っていて、それがまた良かったんですよ…。
社長がベストラブな動画というのはこちらです。

King Krule「Border Line」

古いハリウッド映画の中から、ダンスのシーンを切り出して編集しているんですけど、タイミングとか雰囲気とかピッタリじゃないですか?もうこれ、公式にしちゃって良いのでは??
そしてこれはもう、ただの動画というかもはや作品ですし、編集も物凄い労力がかかっていると思います。オリジナルMVの発表をやめてしまったのは、たぶん大変過ぎたんだろうな…。

YouTubeはいろいろと物議を醸しがちですが、Davidさんのように「ならでは」の使い方をしているアーティストを見ると、本来はこんなにクリエイティブな場なんだなと思います。

Davidさんの作品、もう一つくらいご紹介しておきますね。こちらは「こういう映画あるんじゃね?」と思わせるくらい違和感を感じません。
それではまた次回〜!

Mac DeMarco「Blue Boy」


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