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へっぽこOLのお先真っ暗転職日記 最終回

これは結婚式を挙げるためにお金を稼ぎたいOLが、頑張って年収を上げるために転職活動をするお話。

お久しぶりです。
あれから年度が変わって、自分の仕事内容も多少変わって、新卒も入って、いろいろ状況が変わりした。半年以上経ちましたが、身の回りもやっと安定してきたところで、この日記もきちんと終わらせておこうと久々にnoteを開きました。

結論からいいますと、私へっぽこOLは…

結局転職しませんでした!!


なんでやねんと思われるでしょうが、色々理由もあるのです。

そして多分今後しばらくは転職しなさそうだなということが分かったので、今回は最終回として「どうして転職しなかったのか?」を詳らかに記していこうと思います。


なぜ転職しなかったのか?

まず理由ですが、ここはシンプル。
「平社員に戻ったら仕事が楽になったから」です。

今までのnoteでもちらほら書いてきましたが、
昨年度まで自分はリーダー見習いのような、メンバーだけどちょっとリーダーみたいな、そんな感じの役職でした。
メンバーの仕事をやりながら、担当する業務の責任者として、問い合わせとかお客さんとのレビューとかにも参加する感じ。通常業務に問い合わせ対応が入るだけなのですが、それが結構時間を使ってきて…なかなか激務だったわけです。
それが年度末で御役御免となり(もう限界ですと言って終わりにしてもらった)、この4月からまた平社員として再スタートを切っていました。 

平社員に戻ってまず感じたことですが、

通常業務だけって本当に楽だぁ……

ということ。

役職業務が本っ当に辛かった。通常業務だけで手一杯だし、それだけで普通に40時間残業届くのにそこに役職業務が追加であったのでそりゃ事故起きてたよと。

転職したかった頃は通常業務になんのやりがいも感じていませんでしたが、いざ通常業務だけに戻ってみたら案外やりがいが出てきました。
これは社会人5年目になって、ようやく仕事に慣れたからだと思います。慣れたと感じるのは、人間関係的にも、業務をこなす能力的にも、やっと負い目や焦りを感じなくなったなと実感したからです。

人間関係の改善

人間関係は今まで特段悪いと感じたことはないですが、振り返ってみればなかなかの状況だったなと思います。リーダーに休暇の連絡一ついれるのも怖いし、自分から面談お願いするとか無理だし…

でもあることがきっかけで、上司にネガティブなことを相談したり、無理なものを無理と言ったり、大変な時に雑談で愚痴を言ったり…そういうことがようやくできるようになりました。やっと周りを信用できるようになったし、仲間意識が出てきたなと感じます。
やっと?!とお思いでしょう。自分もそう思います。
そのきっかけとは、リーダーが変わったのが大きかったです。

あんまり自覚はありませんでしたが、自分は新卒のときからリーダーが怖かったんですね。あんまり面談とかしてくれない人だったし、中々フランクな関係を築けないまま来てしまっていたのが良くなかった。多分自分のHSPも影響してますが、心のどこかでずっと上司という存在にビビっていました。そのせいで職場の人との接し方が分からなくなっていたんですね。コロナでリモート推進もありましたし…。
ですが新しく来たリーダーがめちゃめちゃ優しい人で、マイナスなこととか何も言わないし、事故っている私の状況を変えようという姿勢を初めて見せてくれて…

リーダーって…こうだよな!

と本当に感激しました。今までのリーダーはみんな現状を諦めていたし、自分もこの激務を諦めていたので…
実際に変えられるかは別として、リーダーが前向きに建設的な意見を言ってくれるというのは本当に心に効きました。リーダーしゅき!となった結果、職場の人間に対する全体的な不信感、警戒心がなくなりました。チョロい。

業務の慣れ

これ。慣れも大きかったです。社会人5年目になって、ようやく業務慣れた〜と心から思いました。
案件が分からなくて焦ることはあんまり無いし、自分がチェックしたりナレッジを活かして後輩に教えることのほうが増えたし、緊急とかイレギュラーな案件が来てもあ〜またアレね〜と心穏やかでいられる。ここまで来るのに人間やっぱり5年くらいはかかるよなとしみじみしています。そりゃここに辿り着く前に別の業務も並行してやってたらミスりまくるわ…
これは何となく、新卒を早く育てて若いリーダーを増やしたいという会社側の意向もあると思いますが、3年もいたら1人前でしょ!みたいなこの世の空気に影響されてたなと思います。
「3年目なのにまだなにもできない…」とか
「3年もいてなんのスキルも身についてない…」とか
結構焦ってたのが災いして、3年目で役職やりたいです!と手を上げたのが良くなかったなと。
もちろん世の中的に3年もやってたら業務なんて慣れるのかもしれないですが、慣れるまでの時間って業務にもよるしその人にもよる。それなのに3年で区切りみたいに自分で決めつけて、業務に慣れないうちに役職についてしまった結果、どっちも中途半端な結果になってしまいました。

もちろん早いうちに役職を経験できたのはいいことだったし、それをやる機会に恵まれたのもラッキーだったとは思うのですが。
役職やって何か達成感を得る前に、この通常業務のやりがい、達成感を味わうところまで来ていれば、役職業務ももう少しマトモに遂行できたのに…

やっと人が増えた

プロジェクトの人員がやっと適切になったのもあります。電撃離職とか電撃異動繰り返されて、育成も引継ぎも中途半端なまま、残された人たちがひたすら疲弊していた期間が1年くらいあって…ようやく人員を補充してもらい、その育成も進んで、やーっと人並な業務量で済む日が増えました。これはリーダーとか現場の皆で上に文句を言いまくった結果獲得した環境なので、自分がどうこうというよりプロジェクト全体でキレ散らかした結果ですね。現場の声を聞いてくれ、会社。

転職しなくてよかったのか?

自分は結果として、転職せずにいたら時間が解決してくれた感じになりました。業務が落ち着いてくれた結果やっと自分の仕事のいいところが見えてきましたが、これでまだ落ち着かなかったら流石に転職していたと思います。
自分はそもそも激務過ぎてしんどかったのと、結婚という環境の変化による不安があったので転職を考えていたわけですが、逆にその激務が解消されて、結婚生活も慣れてきた結果、転職したい気持ちが全然無くなってしまいました。
また結婚したことでやることが増え(家事とか結婚式の準備とか)、「仕事なんて土日が休みならなんでもいい」位に、自分の人生の中での仕事の優先順位がかなり下がった感覚があります。

今は異動希望を出しつつ、さっぱり引き継げていない自分の業務を落としつつ、後輩の愚痴を聞きつつ解脱したような心持ちで仕事をしています。
いつかリーダーにもなりたいと思っていますが、自分にはまだ早いし、多分向いてないというのも分かってきました。でも大変そうな後輩の業務を鮮やかに巻き取る先輩ポジを手に入れて、そこそこ楽しくやれています。

いろいろと地獄な1年を過ごしましたが、過ぎてしまえばいい経験だったと言えます。でも振り返ると、あの激務度合いとマネジメントの崩壊具合は普通に全然会社を見限って転職しても良かったと思います。ただ自分は転職してやりたいことが見つからなかったし、転職活動自体する余裕もなかったので耐え抜く道を選びました。この激務だった2年は経験値の前借りと考えて、しばらくは自分の生活を優先した生き方をしていこうと思います。

結婚式が終わったらまた別のnoteを書こうかな。

日記を見てくださってありがとうございました。
へっぽこOLのサラリーマン人生はまだまだ続きます。

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