Fender Telecaster
初めて買った高価な楽器。
「高価」と言ってもそれは人それぞれだけど。
離婚して、毎日、アルコールを飲むこと位しか楽しみの無い毎日を送っていた。そんな時、昔から時折行ってた楽器屋の前を通りかかり、何の気なしに店内へ。
そして、壁に飾ってある「店番歴」の長そうなギターを見つけて「これ、弾かせてください」と店員にお願い。
VOXの真空管アンプに繋いでくれての試奏。
「とっても元気な音がする」…
一目惚れだ。
暫く弾かせて貰ってた。
「自分のためにお金を使った記憶って…無いよな」
「自分で稼いだお金を自分のために、趣味のために使っても…良いよな…」
色んな想いが頭を過る…
誰に遠慮がいるものか…
そして「これ、下さい」。
そして「お持ち帰り」🎵
当時、四十も過ぎた独り者の男がギター一本、やっと自分の意思で購買に踏み切った、そんな思い出のギターです。
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