【独学で合格】ITストラテジスト
■はじめに
2022年のITストラテジスト試験に独学で合格しました!実施した試験対策、試験当日のリアルな気持ちを詳細に記しますので、独学で合格を目指す方の参考になれば幸いです。
★この記事の文字数は約2500文字になってます。
午後2で記述する文字数と近いので、そちらも是非意識してご覧ください。
■概要
◇挑戦履歴
2021年 論文B判定で不合格
2022年 合格
◇勉強時間
2022年2月上旬から2ヶ月間
◇受験モチベーション
・IT系の難関資格のためカッコいい
・資格保有による対外的なスキルの証明
■試験対策
◇午前1
免除のため勉強なし
◇午前2
使った参考書
なし
勉強方法
過去問対策スマホアプリで、直近10年分の問題を4周ほど実施。
◇午後1
使った参考書
※2022年版買おうか悩んで、落ちた年に買ってたちょっと古い版を今年も使いました。
勉強方法
ITストラテジストの午後1は、他の高度試験と異なり複数の答えになりそうな部分を組み合わせて回答することが一部求められます。
この参考書はそのあたりのやり方を非常に分かりやすく解説してくれているので、役に立ちます。
工夫
参考書に演習として午後1の過去問がいくつか載っているのですが、30分で解く練習をしました。
本来1題あたり45分使えますが、試験当日は氏名の記入、問題の選定などで時間が削られるので高速で解く練習は意味があると思いやってみました。
◇午後2(論文)
この試験の最大の難関、独学での勉強の場合辛いのは、自分が練習で書いた論文の良し悪しを判断できないこと。
また、ITストラテジストのような経営とITをつなぐ仕事に関わっている人は少なく、ストラテジストの観点で論文書くのはどうしたらいいんだろう?の自問自答しながらの戦いになるため難易度が非常に高いです。
使った参考書
ITストラテジストだけではなく、他の高度試験の論述にも対応した参考書で、プロマネ、ITアーキテクトなどの論文の書き方、参考論文例なども記載されています。
もうひとつの参考書はこちら。
2021年にB判定で落ちたときに購入を決意。
いろんな方々が書いた多数の事例が載っており、合格水準の論述についてある程度イメージ出来るようになると思います。
勉強方法
上記の参考書を読んだり、論文例を写経しながら勉強しました。
ただ、実際過去問を解こうとすると何も筆が進まず3月中旬まで時間が過ぎて行きました。論述は答えがないため、気がつくと答えがある午前1、午後1の勉強に逃げていることも多々ありました。
論文例を読んで理解するのと書けるようになるのは全然違うことを改めてここで痛感しました。またいろんな参考書で論文の例を見たことにより、ちょっと情報過多気味でした。
このままではまずいと思い、IPAの午後2の過去問からどういったカテゴリーが近年の出題されているのか調査し、自分なりにまとめることにしました。
googleのスプレッドシートなどを利用して、過去10年くらいの午後2の問題のタイトルや、アからウで聞かれてい設問を自分なりにまとめ、近年の出題傾向や、過去問にたいして自分で論述できるかイメージしながら一緒にまとめました。
そこで、いろんな要素はあるもののDX、AIについては理解して論述に組み込めるようになっておく方が良さそうと感じました。
DXの理解については、IPA公式の3分くらいの動画が非常に参考になります。
ちなみに論述の練習にはipadとappleペンシルを使い、可能な限り書くようにしてました。
ipadを使った理由としては、来年も挑戦することになった場合に備えてデータとして自分が書いた内容を保存しておくためでした。
余談
試験会場での紙をペラペラめくる音や、シャーペンのカリカリ音に慣れておくため、YouTubeで試験会場の音を動画にしている人の動画を流して耐性をつけながら勉強してました。
■試験日当日のリアルな気持ち
◇午前2
あれ、過去問に出たことない新出の問題めちゃくちゃ多い気がする。過去問から出てる部分は絶対落とせないので、確実にとりにいこう。
◇午後1
最初問題パラパラ見て、解けそうな問題を選定しました。
題材が理解できそうか、読んで面白そうかの観点で確認して、結果として問1と問3を選定しました。
この時点で5分くらい経過してて、ちょっと時間やばいかもと一瞬思ったのですが、普段30分で解く練習をしてるからきっと大丈夫と言い聞かせて精神の安定を保ちました。
最終的に問3のラスト2問あたりで残り時間2分くらいとなり、焦って何も解答が思いつかず埋めることさえ出来ずに終わりました。。
午後1で終わったかも。。と思いつつ、論文試験に集中するため考えることをやめました。
◇午後2
開始早々問題を確認して基幹システムの優先順位付けの方は書けないと考え問2を除外して、問1を選択しました。
ただ、題意に沿ったストーリーがうまく整理できず、論文骨子作成で20分以上経過し、そろそろ書かないとやばいと思い無理矢理書き始めました。
1ページ10分くらいで書けば、全然間に合うので問題ないと言い聞かせて書き進めてみましたが、書きながらやっぱり消しながらでどんどん時間経過。
また題意にある顧客接点部分が綺麗な文章として繋がってないことに気付きつつも、後戻りしてる時間はないとどんどん進めていきました。
イまで書き終えた時に最初のアンケートを埋めて、ウを書き始めました。そのあとウに投資効果が必要で、文章の繋がりを担保するため、イの最後に投資部分に繋がる文章を追記し、ウに再び戻って記述を続けました。
紆余曲折ありましたが8分ほど余らせて何とか書ききり、最後に全体を読みながら汚い字を修正するなどを行いました。
■最後に
やはり論文の難易度が高いので、事前準備で実際に書いてみることが重要だと思います。
書かないと自分が本当に論述できるのか、うまく文章にすることができるのか分からないからです。
また、意外に午後1で時間が足りなくなることがあるので、練習では30分くらいで解く練習をしておくのも有効だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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