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マイセルフ ニカラジオ【5】

こんばんは
未亡人ニカです

『あと1年と言われましても〜メモワール〜』の執筆の合間に不定期でつぶやいてます

最近全然進んでないですけどね……


毎日暑いですねー!

今年は7月ですでに40度に迫る気温って……

秋まで体調崩さずに過ごせるのかな……



さて、今回もちょっと嫌事の吐き出しになりますが……

思いついたことをつぶやきたいと思います


大切な人がこの世からいなくなってしまう

それは言葉で言い表せないくらい悲しいことです

それを経験されたかたは本当にツラい、悲しい感情と共に生きていくしかありません

自分の気持ちに折り合いが付かなくても、自分で自分自身を誤魔化しながら、時には現実逃避も必要だと思います

私の場合はHSPという性分もあって、あまり人に頼ったりするのが下手なので、今のところ頼れるのは自分しかいません。

人に興味を持たないようにしているということもあり、自分からは人との距離を詰めにいくことはありません

「今は個人情報の厳しい時代だし、そんなに親しくない私に根掘り葉掘り聞かれたりするのも嫌だろう」とか

「この人の過去や境遇を知ってしまったら、それを背負うほど仲良くしないといけないのかな?」とか

色々考えてしまうと、あまり他人に踏み込んでいけません

プラス、自分が勝手に相手へ期待してガッカリさせられてしまうのが嫌なんだろうと思います

結構パーソナルスペースも広めに取ってしまう私は気持ちの距離も遠めです

なので、夫の介護中は看護師さんからも「自分の気持ちを打ち明けたり、相談したりするかたはいらっしゃいませんか?」と心配されていました。

今も私のツラい経験を話したい、聞いてほしいと思う相手などいませんし、出会っていません


ここからが私の今回の書きたいことなのですが

そんな私は引越しして現在の職場に至るまで、いろんな人と出会う訳ですよ

まあまあ都会から静かな小さい町に引越してきたこともあり、初っ端から興味を持たれることが多く、この地方はまだまだハラスメント意識が低いというか……

結構ガツガツ「結婚してるの?子供は?」とか聞かれます

お茶を濁した言い方をしてもいいんでしょうけど、HSPとしては「新入りがそんな返しをしたら仲良くしてもらえないんじゃないか」とか考えて、結局正直に答えてしまいます

そうするとみなさんの興味爆発で、次から次から質問が飛んできます

中には「保険は?どのくらい入ったの?」や「ご主人の収入分は補填があるでしょう?」などなど……

私の生活を心配しての発言だろう、と思うようにしていますが……正直しんどい質問です……そんなの無いし……無いと答えても「何で?」と続き、質問が止まりません

ある程度満足いくほど質問し終えて「へ〜、そうなんだ〜」からの、さあ自分の番だと話が続くことが多いです

ほとんどが「私もね……」からスイッチングするんですが……

私の心の声と共にお伝えします


Aさん:「私もね、私のいとこが脳梗塞で手術してね……まだ入院してるんだけど、リハビリが大変らしいのよ」

私の心の声:いとこなら直接関わらないでしょ?治療できてリハビリしてるんならいいじゃん!こっちは不治の病で余命年内って言われてるんだから、一緒にしないでよ!

Bさん:「私の旦那も病気で入院してて、この前退院したんだけど……」

私の心の声:良くなったんならいいじゃん!

Cさん:「うちの猫ちゃんも超高齢でもうすぐ寿命で旅立ちそうなのよ」

私の心の声:猫……そりゃ家族でしょうけど……私の夫とは同列にしないでよ!

Dさん:「私もこの前彼氏と別れちゃって……」

私の心の声:彼氏は家族じゃないじゃん!新しい彼氏ができたら解決するでしょ!

Eさん:「私も最近大好きな息子が結婚して家を出てしまって……寂しくて涙が出ることがあるの」

私の心の声:……知らんがな……

Fさん:「娘が離婚して、孫にお父さんがいないのが不憫で、孫の健気さに涙が出るわ」

私の心の声:……勝手に不憫にするなよ……

Gさん:「私も最近離婚して子供と離れ離れになって、子供のことを考えると涙が出るの」

私の心の声:……離婚とは一緒にされたくないわ!家族が生きてるんだからいいじゃない!


などなど……

「わたしはあなたたちの戦友ではない、同じではない」と心で叫んでしまう


私を慰めようとしてくれているのかもしれない、でも私よりも弱エピソードで肩を並べ、「あなたなら分かってくれるわよね?」と私を聞き役に置いて存分に話し、最終的にスッキリしているのは相手のような気がしてならない

聞かれたくことを聞かれて話した私は、ちっともスッキリしてないし「やっぱり話すんじゃなかった」と落ち込んでしまう

なんだか「大変なのはあなただけじゃない」と言われている気がして、逆に「特別感を出さないで」と無言の圧力を感じてしまい、私は言葉少なくなってしまった

その後あっと言う間に「あの人は未亡人」ということが広まってしまった

私の話をおかずに盛り上がったのだろうな、話題作りに利用されて消費された気分……なんて思ってしまうのはHSPの悪いところかもしれない


現在はどうかというと、みなさんからよそよそしい態度を受ける結果となった

辞書で調べると

「よそよそしい」とは:隔てがましく冷淡である様子、親しみがなく他人行儀な様子を意味する

あー、コレコレ

言い表しバッチリ、ピッタリだと笑ってしまった

私も仲間に入ろうと、たまに話題を振ってみるけど、なぜか目線をこちらに向けてくれず「あれ?私のこと、見えてませんか?」って感じになることが多い

みんな等しく能面みたいな顔に見えることがある

数人だけ普通に接してくれる人がいるので、それが救いだけど……

ま、いっか……主役や仲間になれなくても私は私で過ごしていかねば……


毒親が戸建てに住んでいる、ただそれだけの理由で在宅介護のために引っ越してきた町

住んだことも土地勘もない町で、夫が他界しお金もなく、毒親の家を出て、掛け持ち安月給で家賃を払いながら何とかひとりで生活を始め、日々孤軍奮闘の52歳、身体と精神が健康で更年期無しなのはありがたい

身体的に高スペックで産み育ててくれたことは母に感謝しないといけないのかな……

誰からのサポートがなくても、友達ひとりいなくても、今日も私が元気に生きていられるのは、夫と過ごした幸せな思い出と夫が教えてくれた考え方や生き方があるから

ここから先、もうエンジンがかからず惰性だけで進み続ける人生だけど、もう踏ん張らなくてもいい時間を過ごすのも悪くないと思うことにした

腹の底から笑うことはもうないけれど、口角が下がった顔で生きるのは嫌だ


たまにはお風呂に温泉の素を入れて入浴する

たまには漫画やドラマをレンタルして一気見する

たまには外食してハンバーガーとポテトの出来立てをお店で頬張る

などなど……これが私の『ザ・現実逃避!』

そんな現実逃避でごまかしながら今日、明日を平凡にコツコツ生きていこうとしています


ではでは

読んでくださったみなさんに良いことがありますように!





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