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(16)ダイヤルヘルプ

本日の懐かしのホラーは、「ダイヤル・ヘルプ」(1988)。

先日の「ヘルバランス」に引き続き、本作もルッジェロ・デオダート監督作品です。

ローマで生活する美人モデルに魅入られた悪霊が、電話を介してアプローチしてくるオカルト系ホラーです。

本作の悪霊は、とある場所から主人公ジェニーへ不審な電話をかけて来る様になります。
不審な電話は自宅とは限らず、彼女の出先の電話にもかかって来るので、常に不審な電話を聞かされる羽目になります。
それだけに留まらず、彼女の身の周りの人々を超常現象で殺し始めます。悪霊の目的は一体何なのか。?

主人公ジェニーを演じるのは、シャーロット・ルイス。
自分の学生時代は、エディ・マーフィの「ゴールデン・チャイルド」でお馴染みの女優さんだったので、彼女が出るホラーなのか!とレンタル屋で手に取ったのを憶えています。

不審な電話系、今だったらスマホになるかと思いますが、ふた昔前は三池監督の「着信アリ」って、中々怖いホラー映画がありました。
ダイヤル・ヘルプの時代は、携帯電話は普及していなかったので、固定電話が媒体となっています。
あまり取り上げられない題材を選んだデオダート監督の着眼点はお見事と言えるでしょう。👏

悪霊が殺すのは、罪もない人達ばかりと言う訳ではなく、駅構内でジェニーを強姦しようとする男も攻撃対象になったので、稀に役に立つ事もあった様に感じます。😂

音楽を担当したのは、クラウディオ・シモネッティ。
「ブラディ・キャンプ/皆殺しの森」でもデオダートとコンビを組んでいたので、再登板となります。

残念ながら、サントラ単体での発売はなく、「EVIL TRACKS」と言うシモネッティの作品集に音源が収められています。

EVIL TRACKSには、本編オープニングに流れる主題歌 BABY DON'T ANSWERも収録されています。

本編で使用される印象的な曲は収録されているので、このアルバムで充分かも知れません。

EVIL TRACKSには、「デモンズ」「ゾンビ・ライダー」、そしてジャケになっている「ザンゴリラ」の音源が収録されています。
(いずれ、この3作品も本ブログ掲載予定です)
中古市場で若干入手可能な様なので、気になる方はチェックしてみて下さい。♪

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