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⚫️バタリアン

本日の懐かしのホラー映画は、「バタリアン」(1985)。

ジョージ・A・ロメロ監督の名作「ナイト・オブ・ザ・リビングデット」は、創作ではなく実話だった!と言う衝撃の設定の元に製作されたゾンビ映画です。

アメリカ陸軍が管理する遺体の入った容器が1本間違えて科学資料庫に送られてしまい、地下室でひっそりと保管されている事は一部のスタッフにしか知られていない秘密でした。

資料庫に勤めるフランクは、その容器の事を知っており、新人のフレディと二人でコッソリ、地下の容器を見に行ってしまいます。

経年劣化で容器が破損しやすくなっていたのか、フランクがポンと容器を叩いた拍子に、謎のガスが噴き出し、資料庫の生物達がよみがえってしまいます。(もちろん、容器の中の遺体も。)
資料庫に吊るされていた黄色の遺体が暴れたので、社長を呼び出して3人で何とかバラバラに分解します。そして、葬儀屋のアーニーに相談し、彼の所へバラバラ遺体を持ち込みます。

ここで焼却してしまったが為に、墓場の遺体が次々とゾンビとしてよみがえり、「ナイト・オブ・ザ・リビングデット」さながらのパニックが始まります。

冒頭でガスを吸い込んだフランクとフレディも、次第にゾンビ化して行き、アーニーの葬儀場へ逃げ込んで来たフレディの友人達にも危機が迫るのでした。

本作は、自分が小学生の時に公開された作品で、CMの「伝染するよ・・」ってキャッチフレーズが印象的でした。
登場するゾンビに「オバンバ」とか「タールマン」と独自の呼称を付けた東宝東和のスタッフさんは素晴らしいと思いました。👏
さらに、「オバタリアン」と言う日本独自の造語も誕生し、世間の御婦人に対して「オバタリアン」呼びをしたり、オバタリアンの特徴を纏めた番組が放送されたりと、社会現象になった作品でした。

そんなブーム冷めやらぬ中、1987年に金曜ロードショーで2作連続で放送された時は、大喜びして録画したものです。
「バタリアン2」の吹替では、「このオバタリアンが!」なんて台詞もありましたが、日本独自解釈なのは間違いないです。
「2」では、さらに面白ゾンビが多数登場し、金曜ロードショーで本編の後に紹介されていたのも覚えています。

一応、ホラー・コメディと言う括りになっている様ですが、小学生の自分には結構怖い作品でした。
何が怖いって、墓地で全裸になって踊るフレディの友人トラッシュが全裸のまま醜いゾンビとなって人々を襲うシーンが強烈だったからです。
(観た当時、小学生でしたが、特にタイプではなかったので、興奮はしなかったです。(;'∀'))
そして、あの結末を観たら、笑えないですよね。😰

本作のDVDは比較的入手しやすく、DVD普及当時から市場に出回っていましたが、Blu-rayは中々リリースされず、待てない方は輸入盤を購入された事と思います。
自分は、CS(今はなきFOXチャンネル辺り)で録画されたものがあったので、海外盤には手を出さずにいました。そして、2024年春、満を持して、国内Blu-rayが発売されました。

発売当初より、Amazonさんは大盛況だった様で、発売直後の着弾報告がXで絶えなかったのも記憶に新しいです。パッケージデザインについては、発表当初より賛否両論でしたね。😅

自分は・・・やはり、VHSのオバンバのパッケージが一番シックリ来ます。馴染みがあるので。

サントラ盤もリリースはされていますが、インパクトのあるテーマ曲は未収録となっています。
The Trioxin Theme で検索すると、YouTubeで聴く事が出来ます。(10分超のもありました。)
出来れば、Trioxin Theme入りのCDをリリースして欲しいですね。

※バタリアンは、1980年代を代表するメジャー作品の1本ですが、ビデオでーたさんの ビデオソフト完全カタログ(1992年度版)からはカタログ落ちしていたので、番号は ありません。

「バタリアン2」はカタログ掲載タイトルになりますので、近い内に。

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