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夏至だしムーミン谷の夏まつりを薦める

ムーミンシリーズ5作目(別巻含む)である「ムーミン谷の夏まつり」。
なぜこの本をオススメするかというと、今日が夏至だからです。
もう少し詳しく言うと、この物語は夏至の日の出来事(正確には夏至までの数日間。多分)なためです。
あらすじはこんな感じ↓

夏至の前の日、ムーミン谷を噴火と地震、そして洪水が襲う。
家がだめになったムーミン一家は、へんてこな家を見つけ、そこに移住する。
しかし、家だと思っていた所は劇場だった。
一方、旅の途中でスナフキンは、ひょんなことから子供達の世話をすることに・・・。


中盤では、エンマというねずみが出てきて、劇場について解説するシーンがあるのですが、そこでのムーミンママとの掛け合いが漫才のようで面白いので、ぜひ、実際に見てほしいです!

次にスナフキンについてですが、私はムーミンをアニメ版しか知らない人にこそ読んでほしい、それくらい今作の彼はユニークな役回りです。
アニメ版のスナフキンはクレバーな印象ですが、小説のスナフキンはわりとアナーキーです。

詳しくはネタバレになるので書けませんが、立て札を壊したり、公園番を感電させたり・・・実はムーミン谷で一番ぶっとんでいるのはスナフキンかもしれません。
なぜそのような行動に走ったのか、気になる人は読んでみてください。

さて、ムーミンの小説は、内容はさることながら、挿絵も洗練された綺麗なものとなっています。
挿絵もよく見ながら読んで、と言いたいところですが、絵の方に気を取られすぎて話がよく分からない、なんていうのもあまりよろしくないので、一週目は物語、二週目は挿絵に注目して読むと楽しいかもしれません。
(勿論、挿絵→物語の順でもありです)

最後に、この作品ではニョロニョロのちょっとした秘密が書かれています。

そんな6月のお話「ムーミン谷の夏まつり」、皆さんもぜひ読んでみてはいかがでしょうか。


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