映画「ソウルフルワールド」感想と解説
こんばんわ!
コロナ禍でディズニープラス配信限定になっていた「ソウルフルワールド」ですが、やっと劇場公開されたのでねいねいなりの解説語ります。
🌈✨ソウルフルワールド
配信日:2020年12月25日
公開日:2024年4月12日
(3年ちょっと経ってることが恐ろしい…)
「モンスターズインク」「カールじいさんの空飛ぶ家」「インサイドヘッド」ピートドクター監督作品。今はジョンラセターの後釜の方です()
https://www.disney.co.jp/movie/soulfulworld
🌈✨解説
個性について
赤ちゃんが生まれた時点で、既に臆病だったり、好奇心旺盛だったりと、実は個性があります。
生まれた時から個性が形成されていることについて、この作品では生まれる前の世界「ユーセミナー」という場所で、性格の建物に入ってを人格を作っていました。
煌めき(地球への通行証)について
個性が揃った後、博物館だったり、メンターと交流だったり、煌めきを発見すると、その煌めきが地球への通行証になります。
その煌めきは「人生を生きる価値があるものにするものは何か?」です。
「煌めきは生きる意味じゃない、生きる準備が出来た時に埋まるんだ」って台詞がありました。
煌めきは、「人生を生きる価値があるものにするのは " 音楽で有名になって成功すること " だ」
ではなく、「人生を生きる価値があるものにするのは " 自分自身(考え方) " だ」だと思います。
22番はジョーの体を通して様々な人たちと交流し、生きることはどういうことなのかを体験して、22番なりの生きる価値(煌めき)を見つけることが出来ました。
生きる意味自体はない。けど、生きる価値を感じることはできる。生きる価値を見つけることが出来たら、生きる準備が出来た証。それが通行証になり、地球に行けるのです。
一瞬一瞬を大切に生きること
ジョーが最後に「一瞬一瞬を大切に過ごすよ」と言っていました。
音楽を教えてくれた父親、現実を見るように勧めていた母親も最後は味方になってくれ、音楽を生徒に教えることも、ジョーにとっては全て「煌めき」だったんだと気が付いたのでした。
人間であれば盲目になったり忘れたりすることはあるけど、煌めき自体は誰もが持ってるものなので、気がついたり思い出したり考え方を変えたりすれば、人生の価値を感じるものは意外とすぐ側で見つけられるかもしれません。
あなたもユーセミナーで煌めきを発見して地球に生まれてるはずなので!笑
地球に行った22番のその後は?
地球で22番と再会するシーンが用意されていたようです。22番はジョーの学校で音楽を学ぶ生徒として登場、そこでジョーが22番だと気が付くという内容だったそうです。最終的にこのシーンは没になり、22番との再会は描かれないことになりました。
このシーンを没にした理由は、ジョーがどんな未来を選んだとしても、一瞬一瞬を大切に過ごしていることに変わりない。ジョーが教員を続けているというのを見せてしまうと、それが結末だと決めつけてしまうので没にしたそうです。
教員を続けていても、プロの音楽で活動したとしても、一瞬一瞬を大切に過ごしていることには変わりない。大切なのはここだから、とのこと。
人との交流と五感
この作品では、人との交流と五感が大切に描かれています。音楽はもちろん、触って食べて、自然を感じること。
また、人はひとりでは(ほとんどの人が)生きていけません。電車の中での冷たい対応含めて、必ず誰かと関わって生きているのです。
🌈✨感想
生きるとは何だろう、人生ってなんだろうという哲学の話になるので、奥が深い話になりますが、映像作品として表現も素晴らしかったし、ストーリーもチープながら実は壮大な話で、観たあとは世界の見方や考え方も変わって心が落ち着くような優しい気持ちになれる映画でした。
あの世の表現が映画館だとより一層すごかったですね。真っ暗な中、吸い込まれそうな白い丸の(語彙力)怖さの中に神秘的なものを感じて美しい。
この作品こそ映画館で観たいと思っていたので、公開されて嬉しく思います!ありがとうございますです。
それではまた〜
この記事が参加している募集
サポートありがとうございます🥰❤️✨オススメの映画や趣味をたくさんご紹介できるようにしていきたいと思います❣️✨